経営不振の東芝は、PC事業をSHARPへと売却していましたが、ここにきて新展開です。
SHARP傘下のPCメーカー「東芝クライアントソリューション株式会社(TCS)」は、2019年1月1日付けで社名を「Dynabook株式会社(Dynabook Inc)」に変更すると発表しました。
従業員数は2400人、株主構成はSHARPが80.1%、東芝が19.9%。
売却後のPC事業が、社名をPCブランドの名前に変更するというのは、ちょうどSONYから売却されたVAIO株式会社みたいですね。
今後はノートPCだけでなく、日本経済新聞が報じるところによればデスクトップやサーバーの新製品も増やし、海外展開の強化で2021年3月期に売り上げ倍増、IPOも目指すとしています。
SHARPは、既に台湾メーカー鴻海精密工業を親会社とする外資系企業です。鴻海はPCのOEMも得意とし、海外販路も持っているので、シナジー効果も期待できそうです。