Huaweiは、製品のセキュリティ上の懸念に関する根拠のない報道についてと題したプレスリリースを公開しました。
それによると、Huaweiは、各国政府やユーザーのセキュリティに関する懸念を理解しており、各国や地域の法規制や国際電気通信規格を遵守し、高いセキュリティの確立に会社の重要方針として取り組んできたとし、自社の商業的利益をこれに優先させることはないとしています。
また、「製品を分解したところ、ハードウェアに余計なものが見つかった」「仕様書にないポートが見つかった」といった一部報道について、事実無根であると否定。厳格な導入試験に合格した上で日本に展開しているとしています。
政府がハードウェアに余計なものを見つけたというのは、与党関係者を情報源としてフジテレビのニュース報道番組で放送されたもの。仕様書にないポートというのは、NRIセキュアテクノロジーズ時田剛氏の情報として、日本経済新聞やテレ東のWBSで報じられたものと思われます。
「実害は断定できないが、これまでに何度か深刻な問題が見つかっている。例えば通信機器に、仕様書にないポート(通信の出入り口)が見つかった例がある。インターネットで外部と通信が可能なため、不正にデータを盗み出すバックドア(裏口)に悪用できる」
「ただ、それがファーウェイの故意かどうかは分からない。開発時の設定作業に利用していたポートを停止せずに製品を出荷したとしても不思議ではない」
Huaweiは引き続き日本の通信業界と共に通信技術について研鑽を重ね、日本社会に貢献できるよう努めていくとしました。