Kindleを大きいと感じる人には、救世主か!?
中国の家電メーカー「Hisense(ハイセンス)」は、スマホブックリーダー「Hisense A5」を正式発表しました。
「Hisense A5」のディスプレイは、なんと電子ペーパー!バックライトを切っても表示できる電子ペーパーなら、目が疲れずに長時間読書できるというメリットがあります。
画面サイズは5.8インチで、アスペクト比は18:9。解像度はHD+(1440×720)なので、画面密度は276ppiぐらい。ちなみに最近のKindle端末は300ppi、解像度1440×1080ピクセルなので、ちょうど短辺を削って縦長にした感じが「Hisense A5」ですね。
精細さは十分ですけど、モノクロ表示なので、雑誌には向かなさそう。漫画を読む時は16:9でもやや縦長感があるので、18:9だと読みにくい。
いや、むしろ「漫画や雑誌なんてチャラチャラしたものは読まないのだから、Kindleなどタブレットサイズのブックリーダーでは大きすぎる、携帯しやすい電子ペーパースマホをくれ!」という人には、こっちのほうがおすすめかもしれませんね~。
スマホブックリーダーということでOSはAndroid 9.0、SoCはSnapdrgon 439。実行メモリは4GB、ストレージは32GBまたは64GB(microSDカードで256GBまで拡張可能)とミッドレンジ級の仕様となっています。バッテリーは大型の4000mAh。
背面カメラはF値2.0の13MP。勿論SIMカードスロットもあり、4G VoLTE通信にも対応しています。
価格は以下の通りとなっています。けっこう安いですね。
- ストレージ32GBモデル:$169(日本円で約1万8300円)
- ストレージ64GBモデル:$212(日本円で約2万3000円)
Android OSやカメラを搭載しておりネット通信もできるわけですが、果たしてどれ程の人がメインスマホとして使うのでしょうか。特に電子ペーパーは目が疲れにくく省電力というメリットはあるものの、書き換え速度が遅かったりして、読書以外では逆に使いにくい部分もありますからね。
それでもスマホサイズのブックリーダーはあまり前例がなく一定の需要はありそうですね。「『活字の鬼』向きの、尖ったサブ端末(しかも安い!)」ということで、静かな注目を集めそうかも?Yotaも背面に電子ペーパーでしたけど、サブ機として使うなら、表のカラーディスプレイは必要ないですしね。
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- 情報元Gizchina