ソニーの2019年第2四半期決算が発表されました。売上高は2兆1223億円、営業利益は2790億円。映画やイメージセンサーなどの好調が全体を牽引。特にイメージセンサーはスマホカメラの多眼化やセンサー大型化が背景にあります。
一方でEP&Sは不調に。スマートフォンやテレビの販売台数の減少や為替の悪影響により、売上高は前年同期比11%減の4935億円に。営業利益は、前年同期比249億円増の414億円。
スマートフォンに限って見ると、売上高は約777億1400万円、利益は約6億3500万円、販売台数はわずか60万台となっています。
販売台数は、前期は90万台、前年同期は160万台であったため、60万台というのはかなり少ない台数。
一方で、前年同期は赤字であったのに対し、今期の利益は黒字となっており、これは着実に進捗しているSony Mobileの構造改革やオペレーション費用の削減などによるものとしています。
熾烈を極めているスマホ市場の競争。ソニーのスマホ事業は2020年黒字化を目標として、海外市場を縮小し、確実に利益の出せる構造へと転換を図っています。昨年は大出血でグループのお荷物と化していたXperiaですが、2019年は第1四半期、第2四半期と続いて黒字化を達成したことになります。
販売の伸び悩みと撤退にコスト削減が追いつかないXperiaの転落が、いよいよ底打ちしたといったところでしょうか。
最近のXperiaは、魅力ある旗艦機とそれをベースにしたプロ向けSIMフリー機の販売、そしてXperia 8やXperia Aceといった数の出る中価格帯の充実と販路拡大により幅広くリーチできるラインナップへと再構成を図りつつあります。
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- 情報元SONY