分離時代の国民機になるか?AQUOS sense3、SIMフリー版も発売決定! すまほん!!

 SHARPの「AQUOS sense3」が、今後の国内市場で大きく伸びそうです。

AQUOS sense3は分離時代の国民機になるか?

11月から順次発売中のAQUOS sense3

 SHARPは、ミッドレンジのAndroidスマートフォン「AQUOS sense3」を発表。11月初旬よりドコモとau、中旬にはUQ mobileからも発売しています。

 そして本日、SHARPはSIMフリー版「AQUOS sense3 (SH-M12)」の発売をアナウンスしました。11月27日より順次発売するとのこと。MVNOや家電量販店などでの取り扱いが期待できそうです。価格は各販路によるとしながらも、3万円台が想定されます。

 当初のメーカー発表では、販路やSIMフリー版投入可否は明らかにされていませんでした。(もちろん囲み取材からも『出るだろう』という気配には満ちていましたが。)キャリア版発売からあまり遅れず、SIMフリー版も投入される運びとなります。

最低ラインを抑えた絶妙な構成がカギ

 本機は、分離プラン時代の国民機になるのではないか、という予感すらします。というのも、構成が絶妙だからです。




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 SoCにはSnapdragon 630、ディスプレイは5.5型 FHD+、実行メモリは4GB、ストレージは64GBでmicroSDスロットあり、防水防塵耐衝撃・FeliCaに対応しながら、3万円台で購入できる超コスパ機種。

 HuaweiはSIMフリーではFeliCaに対応しない一方、最近はOPPOなどが対応してきて注目を集めました。このキャッシュレス時代、やはりおサイフケータイは重視したいところ。SIMフリーでもFeliCa搭載なのは喜ばしいですね。

 Snapdragon 630は、ハイエンドモデルを使い慣れたユーザーには違和感はありえるものの、ライトユーザーの日常利用での支障はあまり無いはずです。

 さらに本機は4000mAhの大容量バッテリーとIGZO液晶を搭載。長時間駆動が期待できます。SHARPは「1日1時間程度の利用ならば1週間持つ」と謳います。

 大容量電池搭載ながらも普通の見た目をしているのも良いですね。筐体もアルミ素材で、仕上げはアルマイト染色です。

 最近は中国メーカーでも、見た目が普通の廉価機に大容量電池を載せてきていますが、SHARPもこのトレンドを抑えていると言えます。

 価格3万円辺りの機種は当たり外れも激しい印象なので、なかなか選ぶのが難しいところですが、AQUOS sense3は「いくら安くても、そこは最低限押さえておいて欲しい」というラインをしっかりクリアしています。MIL規格準拠の耐衝撃にまで対応してきたのも良いですね。

楽しいカメラ機能は抑える

 最近のスマートフォンの一流高級機と平凡な機体を分ける一つの存在が「カメラ」です。3万円の機種に高度な画質は期待すべくもありませんし、この価格帯を求めるユーザーも、過度な期待はしていないでしょう。

 しかし、ハイエンドモデルを1年に何度も購入する筆者が「これは!」と感じるのが、近年トレンドになっている超広角カメラ。広い画角で迫力のある画を簡単に撮れるため、「画質云々」ではなく「とにかく超楽しい!」と率直に感じるところ。




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(Huawei P30 Proにて撮影)

 AQUOS sense3は3万円台の機種ながら、121°超広角カメラをしっかり搭載しているのも注目です。レンズを切り替えて写真を楽しみましょう。

 また、手ブレ補正が強化されたほか、AQUOS R3AQUOS zero2といったハイエンドモデルにも搭載されている、約15秒のダイジェストムービーを作成する機能「AIライブストーリー」も備えます。要点を抑えた短い動画が生成されることで、SNSや家族友人への共有も簡単になります。

分離プランに相応しい。価格も納得

 「AQUOS sense3は、スマートフォンの『必要十分を定義するものさし(定規)である』」と企画開発担当者はいいます。実際、抑えていて欲しいラインは抑えつつ、カメラに関するハイエンドの「楽しい」機能は取り入れている。これで5万円超えだと「う~ん……」となりますが、3万円台。なかなか魅力的に見えます。

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 販売のボリュームとしては、まだまだ大手キャリアの方が大きいです。これはAQUOSスマートフォンも例に漏れず、SHARPも認めているところ。

 ところが、これまで大手キャリアが行ってきた、端末購入で通信料を値引きする「実質価格」に、電気通信事業法改正でメスが入り、「実質価格」は廃止。各社、分離プランを導入しています。

 「端末購入で通信料が安くなる」ということが無くなるので、大手キャリアの料金プランの値下げ圧としては期待できる一方で、キャリア販売端末の販売が鈍るおそれも出ています。

 しかし、AQUOS sense3は「実質価格」なんてものが無くても、そもそも安いのですから、キャリア販路だろうがSIMフリーだろうが、有力な選択肢となるでしょう。まさに分離時代に合った機種と言えます。

 国内で最も売れるスマホ「AQUOS sense」シリーズの、最新作。実際、まだ初速ではありますが国内キャリアでも上位の売れ行きのようです。今後はSIMフリーの販売数増加にも期待したいところです。

DSDVと長期アップデートにも注目

 そしてSIMフリーモデルで注目の機能が、DSDV(デュアルSIM デュアルVoLTE)です。




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 2枚のSIMカードでLTEを使用できるDSDVは、海外旅行での利便性、2事業者のSIMを組み合わせた節約、災害や障害でも通信できる耐性といった観点から、消費者・国民にとって非常に有意義な機能です。こうしたDSDVは、残念ながら大手キャリア販売端末ではことごとく潰されている傾向にあります。

 ところがSIMフリーの「AQUOS sense3 (SH-M12)」は、このDSDVにしっかりと対応。安心・便利に利用できます。FeliCa+DSDV対応のSIMフリー機は何気に稀有です。

 また、SIMフリーの低価格機種で不安なのが、アップデートが軽視されがちという点。

 この点、SHARPは発売から2年間、最大2回のOSアップデート、最大3年のセキュリティパッチ提供を公言しているので安心できそうです。

 好きな販路で選べる、必要十分な構成の廉価スマホ。ミッドレンジのスマートフォンを買うなら、検討してみたいところです。

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