Gionee(金立)は、Androidスマートフォン「Gionee Steel 5」を正式発表しました。2017年の「Gionee Steel 3」の後継機となります。えっ?
Gioneeといえば、マルクス生誕200周年に「神舟11号で宇宙旅行したスマホ」として表彰された「Gionee M6」をリリース、インド市場でも一番のシェアを獲得するなど、中国を代表する携帯・スマートフォンメーカーの一つでした。
しかし他の中国メーカーが躍進する中、Gioneeは押されて窮地に。2018年には、インド事業部を売却。結局Gioneeは資金繰りがショートし、創業者である劉立栄がカジノで大負けしたのがトドメとなって、2018年末に破産しています。
しかしインド事業部を買収したインドの複合企業「Jaina Group」は、Gioneeブランドを継承。本国で倒産後も、インド市場で続々とGioneeブランドの新機種を出しているようです。
そんなわけで今回発表された「Gionee Steel 5」は、水滴ノッチと正方形の特徴的な背面カメラを備えています。今風のデザインですね。
ディスプレイは6.217インチIPS液晶、解像度はHD+。背面カメラは12MP+2MP。SoCは不明。電池容量は5000mAh。ソフトウェアはAndroid 9 PieベースのAmigoOSスキン。筐体は高さ159.7mm、幅75.9mm、厚み9.9mm。本機は中国市場に逆輸入されるようです。
パナのELUGAが復活していたり、代表的携帯電話メーカーNokiaのブランドを冠したテレビが出ていたり、インドではよくあること。Gioneeを復活させたJainaは他にも、倒産した日本メーカー山水電気やナカミチのブランドで家電の生産販売を行っています。インド、魔境ですね。
Q 金立がインドでの生まれ変わりだということを知っていますか?
— すまほん!! (@sm_hn) January 11, 2020