最近あまり名前を聞かなくなったHTCですが、北京の裁判所ウェイボー公式アカウントの情報として、「HTC特許戦勝利!M7シリーズのパクリ、中国のスマホメーカーに賠償1億円の判決」という題で、台湾「自由時報」が伝えました。
報道によると、HTC M7シリーズをパクったとされたのは、「魅藍Note5」と「金立M6」。こちらもあまり聞かなくなったといいますか、金立に至っては破産していた気がしますが、それはいいでしょう。
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(HTC One M7)
ともに2016年に発売され、メタル外観のアンテナ構造がHTCの特許を侵害したと認定されたとのこと。この設計はHTC One M7以降、2017 年にガラスボディのU11がリリースされるまで、HTCフラッグシップモデルの特徴だったといいます。
北京知識産権法院は、本件が工業信息部を経て訴えられた後、HTCの特許内容と比較したところ、魅藍Note5、金立M6の2機種は「特許権にかかわるすべての技術特徴を具えている」としたそうです。
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(Gionee M6)
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(Meizu M5 Note)
判決の賠償金はHTCによる要求額の1割程度にしか満たないものの、魅族はHTCに300万元、金立は同じく260万元の経済損失を賠償した上で、裁判費用等90万元の支払いが命じられたとのことです。
正直なところ、「魅族シェアがほぼなくなって大変なのに可愛そう」「金立、創業者のカジノでの負け(十数億元)と比べたら端金だし、どうでもよさそう。支払い能力が心配」と思いました。