2020年は、世界各地で5Gサービスが本格的に始まる年ということもあり、Appleは5Gに対応したiPhoneの準備を着実に進めているようです。
Appleのあるサプライチェーン関係者によると、5Gに対応したA14 Bionicチップの注文は、A13 Bionicチップと比較し50%から60%程多いと、サプライチェーン関係者筋に太いパイプを持つ台湾メディア「DigiTimes」は報じています。
A13 Bionicチップは、ご存知のようにiPhone 11シリーズに搭載されましたが、5Gには非対応となっています。一方、A14 Bionicチップは、Apple初の5Gをサポートするチップになり、この最新チップの注文増は、5Gに対応したiPhoneの需要を反映しているものとみられます。
加えて、2020年からAppleは新製品発表の周期を改め、春と秋、年に二度発表するとみられています。2020年度発表する新型iPhoneは合計で4つになり、その内一台は、5.4インチほどのコンパクトなiPhoneになると予測されています。
このコンパクトiPhoneは未だ多くのユーザーがいる、iPhone 6やiPhone 7からの機種変更先として、多くの需要が見込まれています。もし実際にこのコンパクトiPhoneが発売されることになれば、Appleが昨年より多くのチップを準備していることにも納得がいきます。
前述したように、Appleが今年はより多くのiPhoneを出荷するのは、5G需要を見越してのこと。5Gによる市場拡大を好機と見ているのはAppleだけではなく、HTC、LGそしてSONYといった、近年出荷台数を落としていた「ライバル」メーカーも同じです。
自社内で5G技術を確保するべく、不調のスマホ部門を好調の他部門が支える構図のSONYやLGはまだしも、完全に風前の灯火であるHTCは、これが巻き返しの最後のチャンスでしょう。
コロナウイルスの影響で世界的なスマホ見本市であるMWC 2020は中止が決まりましたが、今後どのようなスマホが発表されるのか?期待が高まります。
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(編集・校閲: ivara)