ロイター通信は独占情報として、中国メーカーがGlobal Developer Service Alliance(GDSA)を立ち上げると報じました。参加メーカーはHuawei、Xiaomi、OPPO、Vivo(OV)の4社。
中国以外の開発者が全てのアプリストアに同時にアプリをアップロードするためのプラットフォームを作成するために協力しているとのこと。アプリだけではなくゲーム、音楽、映画にも対応するとしています。インド、インドネシア、ロシア、マレーシアなどの9つの国と地域をカバーしているとのこと。各社の自社アプリストアの充実が予想されます。
情報源曰く、GDSAは当初予定では2020年3月に正式リリースであるものの、コロナウイルスによる影響があるかはわかりません。
Huawei、Oppo、Vivoはロイターへのコメントを拒否した一方、Xiaomi広報はHuaweiの関与を否定した上で「XiaomiとOVの各アプリストアへの開発者によるアプリ公開を促進するだけであり、Google Playストアとの競合に関心はない」と述べたといいます。
Sensor TowerのアナリストであるKatie Williams氏は、アライアンス形成により各社は異なる地域で他社の優位性を活用できるとのこと。Xiaomiはインド、OVは東南アジア、Huaweiは欧州に顧客基盤を持っていますが、これを相互に活用できる可能性があります。また、こうした取り組みを通じて、米Googleに対する交渉力をさらに増せるとも。
世界のスマホ出荷のうち、4割以上がHuawei、Xiaomi、OVが占めるので、今回のGDSAの役割は大きそうです。