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怪物級、シャープ渾身の超広角8K録画+5G爆速旗艦「AQUOS R5G」爆誕!5Gルーターも登場

 SHARPは、東京都内にて記者発表会を実施。5G新製品2機種を正式発表しました。

SHARP記者発表会

(シャープ通信事業本部 中野吉朗本部長)

3年連続ナンバーワンを達成

 SHARPは2017年から2019年の3年連続、国内Androidスマホ販売数第1位を獲得。販売シェアも26.2%まで高めました。

次の一手は「8K+5G」

 今春正式スタートとなる携帯各社の5Gサービス。SHARPは5G標準必須特許数で世界トップ10に入り、日本でもトップクラス。

 現在、8Kはプロが利用している域ですが、SHARPは5Gによって8Kの撮影・編集・共有を一般ユーザーでもできるようにしていくといいます。エンターテイメントがプロクオリティに、ビジネスがダイナミックに。そうした製品として、5G対応端末2機種を正式発表。

 なお、2021年度にはエントリー・ミッドレンジ含むAQUOSスマホ全モデルを5G対応に。

爆速旗艦「AQUOS R5G」詳細レポ

(シャープ通信事業本部 パーソナル通信事業部 小林繁事業部長)

 ヒット商品「AQUOS R」シリーズは、これまで超広角動画カメラ、AIライブストーリー、AIライブシャッターといった「提案型のカメラ機能」を特徴としてきました。より動画を楽しめる5G時代を迎え、AQUOS R5Gでも引き続き強化。

8K録画も対応する四眼カメラ

 クアッドカメラを搭載。48MPスーパーワイドカメラは8K録画カメラとして動作。3D ToFセンサーは被写体との距離検出やAR Core(アップデートで対応予定)の利用も。

 48MP超広角カメラにはクアッドベイヤーを採用しており、高精細と高感度を両立。12MPとしても動作するため、広角、標準、望遠の「全ズーム域で12MPの高感度」を謳います。いずれも手ブレ補正に対応。

 ポートレート撮影も強力。動画では、標準ワイドと3Dを組み合わせてボケさせる、写真ではワイドとズームを組み合わせて背景をボカすといいます。

 また、8Kフォーカス再生に対応。録画した高精細な8K動画のうち、注目したい人物をタップすると切り出しズームで再生してくれます。

 AIライブストーリーはズームやマルチフレームにも対応、編集動画がよりリッチに。

 8Kはフルハイビジョン(FHD)16枚分の解像度。5G対応のAQUOS R5Gならばそれを活かせるというわけです。

10億色 Pro IGZO

 「ギガが足りない」「外でゲームができない」といった何気ない制約。これらを5Gが取り払うことで、スマホが真の1stスクリーンになるといいます。

 そしてSHARPが考える1stスクリーンに相応しいディスプレイの要件は、省電力・パフォーマンス・環境適応・表示品質。これらを満たす画面を搭載するのがAQUOS R5G。

 6.5型 Pro IGZO 液晶を搭載。通常ディスプレイの64倍となる10億色を実現。ドルビービジョンやHDR10といったHDRコンテンツを忠実に表示可能。バックライト効率を12%向上により、輝度1000カンデラの非常に明るいディスプレイを実現。

 周辺光センサーを搭載し、環境に適した画質を画質エンジンによって適宜実現。

 さらにHDRエンハンサーでは明るいPro IGZOを用いてピーク輝度をリアルタイムで把握。無駄に電力消費することを防ぎ、場合によっては一気に明るさを出すことで白飛びや黒潰れを抑止。

 HDRエンハンサーOFF時は暗いシーンではいかにも液晶といった感じで、OLEDに慣れた筆者には不満な画質ですが、HDRエンハンサーON時は黒が引き締まって液晶の弱点を補ってくれて好印象に。

 本来HDRで、画質を向上するには電力消費が増えて電池消費が早くなり、逆に電力消費を抑えるほど画質が低下する、相反する関係にありました。しかし新開発のHDRエンハンサーであれば低電力と高画質を両立できるといいます。

なめらか倍速

 AQUOSおなじみの「なめらか倍速」こと120Hz駆動に対応。世界的にもAQUOSの高駆動に追いつく流れがありますが、高速駆動するほど爆発的に電流が増えるのが課題です。

 これらとPro IGZOは一味違い、アイドリングストップに対応。画面が動いていない場合は書き換えを停止。画面が動いていない場合には1秒に1回のみ更新、一方でコンテンツによっては高駆動といった具合に適宜切り替えることで、省エネとなめらかさを両立することが可能。

 なお他社の最新フラッグシップでは「ディスプレイが高解像度でも、高駆動モードでは解像度が低下」という機種も存在します。

 この点を取材で確認したところ、AQUOS R5GはQHD+解像度のまま高駆動で動作可能とのこと。SHARPはAQUOS R5G開発にあたって、CPUのバス速度、性能の出るちょうどいいスポットの解像度を選択、周波数を当てており、ほとんど全てのアプリケーションで倍速駆動が可能であるとしています。

 実機を確認したところ、ゲーミング設定の中からパフォーマンスの選択が可能。QHD+で120Hz駆動だけでなく、解像度を落として120Hz駆動(軽快動作を優先する)も選択できるとのこと。展示員の話を伺う限りは、ゲームプレイ時であれば、発熱やパフォーマンス等を考えると軽快動作優先も視野に入れたほうが良さそうな印象も受けました。

読み書き高速爆速パフォーマンス

 Qualcomm Snapdragon 865 5G Mobile Platformを搭載。CPU/GPU性能はSDM855比25%向上。AQUOS初のWi-Fi6にも対応。

 さらに読み書きの高速な12GB LPDDR5メモリ、256GB UFS3.0ストレージを搭載。さらにUFS 3.1の機能を先取りしWriteBoosterにも対応。GPSはL1+L5のデュアルバンドGPSに対応、都市部での測位速度と精度が向上。

 これによりAQUOS R5Gは読み込み・アプリ起動が爆速。ゲームもローディング速度も変わってきます。

パフォーマンスを支える放熱の仕組み

 5G対応やパフォーマンスにより爆速になったAQUOSですが、簡単に爆熱になってしまっては意味がありません。特に5Gモデムという熱源が一つ増えたことで対策が課題に。そこで純度95%以上の純銅を用いた放熱機構を搭載します。

 非常に大きな面積の銅シールドを確認できます。

 充電時の発熱は大きいですが、充電系統を2系統に分散する「パラレル充電」で、充電時の発熱を40%低減。

投入時期

 投入時期は商用5Gにあわせて2020年春以降。具体的な価格と発売日は各取り扱い事業者が発表。AQUOS R5Gの生産や出荷への新型肺炎(COVID-19)による影響はなし。ちなみに、おおよその価格は「従来のフラッグシップと大幅には変わらない程度」。

スペック

 5Gはミリ波には非対応、Sub6にのみ対応します。スペックは以下の通り。もちろんFeliCaや防水防塵に対応、怪物級の充実特盛仕様。

OS Android 10
CPU Snapdragon 865 オクタコア
2.8GHz + 1.8GHz
メモリ 12 GB LPDDR5
容量 256 GB UFS 3.0 +Write Booster
画面 6.5型 QHD+ (3168×1440)
10億色 Pro IGZO
最大120Hz駆動
カメラ 望遠1220万画素 F2.7 望遠44度焦点距離52mm相当 ハイブリッド16倍 PDAF OIS+EIS ProPix2
超広角 4800万画素 QBC 裏面照射積層型 F2.9 120度
標準1220万画素裏面照射積層型CMOS F1.7 広角78度 焦点距離26mm相当 ハイスピードAF 全面位相差
ToFカメラ HQVGA
インカメラ 1640万画素 裏面照射型 CMOS
電池 3730 mAh
寸法 162 × 75 × 8.9 mm, 189g
その他 5G Sub6, IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
デュアルバンドGPS L1+L5
顔認証(フロントカメラ)、前面指紋認証
おサイフケータイ / NFC / フルセグ / ワンセグ
IPX5・IPX8/IPX6X
ステレオスピーカー / Dolby Vision / Dolby Atmos / ハイレゾ

外観

 背面は光沢、側面はマットな質感。イヤホンジャックあり。AQUOS R3に引き続き上下ダブルノッチですが、以前よりは指紋認証センサーの出っ張った感じは抑えられています。ナビゲーションバーやノッチを隠す設定も選択可能。

(ダブルノッチを目立たせなくするソフトウェア設定を有効化)

 カラーバリエーションとして3色がアナウンス。Aurora Whiteこそ控えめですが、他はギラギラした光沢が特徴的。カメラ配置は垂直。

(Black ray, Earth Blue, Aurora White)

5Gモバイルルーター

 Sub 6 / ミリ波の5Gに両対応の5Gモバイルルーターが登場。指向性の強いミリ波の感度を高めるために3方向のアンテナを搭載します。

 これまでのモバイルルーターは個人利用、光回線だと屋内利用に限定されてしまいますが、5G対応モバイルルーターであれば、屋外で多人数で高速回線をシェアする用途も想定、チームの機動力を最大化できるといいます。

 2.5GBASE-Tを搭載。マルチギガビット対応HUBを用いれば、複数PCでギガビット通信も可能。会社のネットワークで繋ぐかのような高速通信が可能。

 無線でも最大1.2Gbpsの Wi-Fi6に対応。セミナーや会議室で気軽に高速通信環境を構築可能。

 これら有線無線を同時接続可能により、デスクトップとノートPCを有線、スマホを無線接続も可能。置けばそこをオフィスにできます。法人からフリーランスまで需要が掘り起こせそうですね。

 最新のセキュリティにも対応。

 スペックは以下の通り。

画面 2.4型QVGA 320×240 TFT液晶
Wi-Fi Wi-Fi 6(IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax)
無線同時接続 最大16台
5G 受信最大 4Gbps / 送信最大 0.8Gbps
LTE 受信最大 1.6Gbps / 送信最大 75Mbps
有線LAN 2.5GBASE-T×1
寸法 157×84×16.1mm
電池 4000mAh

 なお、製品名はあくまで「5Gモバイルルーター」。通信事業者等の各販路からは異なる名称で出てくる可能性もありそうです。発売は今春以降。

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