英Emperionは、スマートフォン「Nebulus」を発表しました。公式サイトからSIMフリーモデルを販売予定で、英携帯キャリアと交渉中、米国への出荷も予定しているとEmperionは主張しています。
本機はOSにWindows 10を採用します。終焉したスマホ用のWindows 10 Mobileではありません。Windows 10です。大事なことなので2回言いました。
本機についてはEmperion公式Twitterと、Emperionに問い合わせたWindows Centralの記事から垣間見ることができます。Emperion NebulusはARM版Windows 10を採用、SoCはQualcomm Snapdragon 845とのこと。「MicrosoftはNebulusの開発に協力した」とEmperionは主張しています。(なぜSDM845?)
スペックは13MPカメラ×2、前面10.5MPカメラ、6.19インチディスプレイ、6000mAh電池、128GBストレージ。イヤホンジャックやmicroSDスロットもあり。価格は£549(約7万8千円)とのこと。
なお、本機はWindows 10から電話をかけることができないとのこと。IP電話を想定しているのでしょう。
NebulusはエミュレーターやデュアルOSなしでWindows内からAndroidアプリを利用できるとしています。(どうやって?)また、W10MのContinuumと同様、USB-Cか無線でデスクトップモードを出力可能。夢がありますね。
とはいえEmperionは、あくまでツイートと一部海外サイトに話したのみで、プレスリリースも発信しておらず、実機の画像や動画も公開していない状況。公式サイトは、Aboutはテンプレートのデフォルトになっており、現在サイトごと「準備中」となっています。
一応、実機についてはレンガ(稼働していない状況)の試作機が存在しており、できたら動画で公開すると主張しています。(SDM845なら開発期間も長そうなのに……)
異常な激安、プレス画像がFlexPai丸パクリ、後継機のPV内の実機もGalaxy Foldそのもの、CESからは出展拒否され、どうみても詐欺なのに国内商業媒体にも取り上げられた「Escobar Fold」の例もあるように、まだ現段階では「こんなのがもし本当に出てきたら面白いよね」ぐらいに捉えておいた方がいいかもしれませんね。
とはいえスマホサイズの端末にWindows 10搭載自体は(商業的に成功できるかは別として)技術的には可能ですので、今後の続報に期待したいところです。
Emperion Nebulus
— すまほん!! (@sm_hn) February 19, 2020