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ソニーモバイル日本法人が消滅。本社に吸収

 ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社は2月25日、吸収合併公告を発表。

 ソニーモバイルコミュニケーションズジャパン株式会社を吸収合併消滅会社、そしてソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社を吸収合併存続会社として、合併を行うと公告しました。

 ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社は、スマートフォンXperiaシリーズを開発するソニー子会社の通信機器メーカー。元々エリクソンとの合弁会社であったソニーエリクソンを、2012年にソニーが100%子会社化するにあたり、グローバル本社を英ロンドンから日本の東京都港区に移転。ソニーエリクソン子会社である日本法人に、本社機能が移管される形で統合されました。

 当時、これにあわせて日本市場を担当する現地法人として新たに設立されたのが、ソニーモバイルコミュニケーションズジャパン株式会社です。この会社は日本市場におけるマーケティングや通信キャリアへの営業を担当していました。

 今回、この日本法人ソニーモバイルコミュニケーションズジャパンが、本社ソニーモバイルコミュニケーションズへと吸収されるというわけです。

 現地法人の縮小は国外においても同様です。スウェーデン法人となるSony Mobile Communications ABは人員を大幅に削減、マーケティング機能をSony Europeに移管。世界各国のXperiaサポートフォーラムやSony Mobileドメインの公式サイトのソニー本体への統合も進めています。今回の吸収合併も、こうした合理化の流れの一環と考えられます。

 2018年にはXperiaの大幅な販売数の減少と甚大な赤字により、海外の複数の市場から撤退し、オペレーションコストの削減を進め、2020年度に黒字化するとの計画を掲げていましたが、前倒しで2019年には第1四半期以降、連続黒字化を達成。

 事業をスリム化しつつ、ソニーの業務用機器から技術を取り入れることで、魅力ある製品の開発へと舵を切っています。12周年(国内10周年)を迎えたXperiaですが、旗艦「Xperia 1 II」を始めとして、今後登場する新製品に期待したいところです。

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情報元Sony Mobile
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