新型コロナウイルス(COVID-19)は世界の企業に影響を与えており、ソニーもその例外ではありません。ソニーは、新型肺炎の感染拡大の影響について発表しました。
各国の指導に基づき、欧米を中心に一部地域のオフィスを閉鎖、在宅勤務を実施。日本などオフィスを稼働している国・地域でも多くの拠点で原則的に在宅勤務に。
影響の起きている分野としては、音楽や映画に加えて、ものづくりのEP&S(エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション分野)も。ここにはカメラやテレビ、Xperiaスマートフォンを開発するSony Mobileも含みます。
EP&Sでは、マレーシアの工場稼働停止やアジアの部品サプライヤーからの供給不安定により、製品生産に影響が出ているほか、世界的な外出制限や小売店閉鎖で販売にも影響が出ているといいます。
ゲーム分野での影響は軽微。ゲーム開発会社のスケジュールの遅延リスクについて注意深く見守っているとのこと。
イメージング&センシング・ソリューション分野では、CMOSイメージセンサーは原材料調達や生産への影響は軽微。主要顧客であるスマホメーカーの中国サプライチェーン復旧により、販売は正常化しつつあるものの、スマホ製品市況の減速により販売に影響が出る懸念はあるといいます。
新型肺炎感染拡大は2019年度連結業績だけではなく、2020年度にも継続する見込み。さらに2020年4月30日開催を予定している2019年度連結業績発表も、新型肺炎の影響で決算手続等に遅延が生じているため、予定通りに発表できない可能性があるとのこと。
ソニーは、Xperia 1 IIを4月以降、Xperia 10 IIを5月下旬以降、国内キャリアを通じて発売予定です。発売が遅れないことを祈るばかりです。
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