新型コロナウイルス(COVID-19)により、各経済指標に壊滅的といっていい影響が現れていますが、コロナの脅威は「5G元年」で盛り上がるはずだったスマートフォン業界も直撃しました。騰訊網をもとにお伝えします。
Canalysが発表したグローバルスマホ市場2020年第1四半期(1~3月)レポートによると、出荷台数は前年同期比13%減少。
主要メーカー別でも上位3メーカーはそれぞれ、Samsung 17%(6000万台)減、華為17%(4900万台)減、Apple 8%(3700万台)減と、「全滅」。
更に悲惨なのはOPPOで、これまで数年間連続で守り続けていた「世界5大メーカー」から転落し、この統計では「その他」枠へ。第5位の座は、この苦境の中で出荷台数を3%伸ばした兄弟メーカーのvivoに取って代わられました。
安定して世界第4位につけている小米はなんと出荷台数9%増。「なにをどうやったの、すごい」と驚くべきところですが、台数増の秘訣など、続報があればお知らせします。
なお、5大メーカーを除いた「その他」全体での出荷台数は前年同期比21%減なので、上位メーカーは「まだまし」と言える惨状の様子。
Samsung、華為、Apple、小米、vivo、OPPOを私は勝手に「グローバルメジャーメーカー」と呼んでおり、これら6社以外の存在感が低下し続ける趨勢がここ数年続いていましたが、新型肺炎がトドメとなって退場するメーカーも出てくるのではと見ています。