今夏発売された、OPPOのフラッグシップスマホ「OPPO Find X2 Pro」。国際版が発売しているほか、国内ではauがOPG01として販売しています。
au版の型番は、認証上は国際版SIMフリーと同一のCPH2025。筆者が英国から個人輸入した国際版SIMフリーモデルと同一型番で、当然ながらどちらもシングルSIMとなっています。
au版も国際版も、FeliCaには非対応、技術適合認証を取得しています。
CPH2025の対応バンドは、4GはB1、東名阪バンドB3といった主流バンドに加え、B8/18/19といった各社プラチナバンドを抑えています。国際版において、NTTドコモ、KDDI、SoftBank、楽天モバイルの4社回線の4G通信が利用可能。
KDDIは公式サイト上の「SIMロック解除が可能なau携帯電話などの実装周波数帯一覧」において、au版のOPPO Find X2 Pro OPG01は他社のプラチナバンドを利用できないとの表記をしています。
しかしながら国内ブログSkyblueが伝えるところによると、SIMロック解除したau版はドコモとSoftBankのプラチナバンドを掴んだとのことで、楽天モバイル含む4社で利用可能。キャリア公式表記とは異なる結果に。
キャリア公式表記と実際に掴む表記が異なることから、アップデートによって塞がれる可能性も否定できません。同じく国際版に近くFeliCa非対応のGalaxy Z FlipやGalaxy S20 Ultraも、B8/19非対応となっています。
また、国内5G通信は、唯一OPG01がau 5Gを利用できるのみ。それ以外の組み合わせではまだ確認できていません。
キャリア販売モデルでも、iPhoneは他社バンドに対応していますが、Android採用の各社は他社のプラチナバンドを塞ぐ傾向にあります。いくらSIMロック解除が義務化されても、米AppleのiPhoneの使い勝手が相対的に上がるばかりというのが現実であり、そもそも他社バンドを塞ぐのをやめてもらいたいところですね。
ちなみに最近のSHARPは、他社バンドを潰さないよう努力しています。たとえばAQUOS R5Gは、ドコモ版がauのB18に非対応であることを除き、au版・SoftBank版・楽天モバイル版が、各社のB8 / B18 / B19を網羅。SIMロック解除後も使いやすくなっています。5Gバンドはドコモ版のみn77 / n78 / n79を網羅します。
SIMロック解除を利用する予定のOPG01ユーザーは、恐ろしくて今後のアップデートは安心して適用できない、というのが本音でしょう。実際に掴むバンド通りに公式表記が修正される展開ならいいのですが……。
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