日本の皆さん、高齢者向けのケータイと聞いて、どんなものを思い浮かべますか?
富士通のらくらくホン、らくらくスマホなどを頭に浮かべた人も多いかと思います。
しかし、実は海外にもあるんです!「Opel Mobile」というメーカーがあるので、ご紹介します。
Opel Mobile
豪州のかんたんケータイ
初めまして、私はオーストラリアに住んでいるtakiozと申します!このメーカー、オーストラリアでは一般的なメーカーなのです。
Opel Mobileは携帯電話を販売している会社で、高齢者向けのスマートフォンと各種アクセサリーを作っている会社です。全体的に低価格なラインナップです。
メーカーの説明によると、大きなボタン、SOS機能、アプリへの合理的なアクセスによって携帯電話に必要なすべての機能を使えるとのこと。不必要な機能は排除し、使いやすさに重点をおいて、その上デザインはスタイリッシュなものを目指しているといいます。
まさに日本でいうところの簡単スマホ・かんたんケータイ、といったところでしょうか。
スマホ7機種
Opel Mobileは2020年7月現在、スマートフォンを7製品展開してます。説明通り、大きなボタンとSOS機能があり、必要なアプリがホーム画面にまとめられているようですね。
目を引くのがSOSボタン。特に「SmartBigButton」はわかりやすいですね。ちなみにこちら、お値段なんと99ドル。
オーストラリアでは緊急車両を呼ぶ際の番号は統一されており、ボタン一つで緊急事態を知らせることができるのはまさに高齢者向け、といったところなのでしょうか。
物理キーのものは落下した際に誤発信してしまうかもしれないのが少し心配。SOSボタンに自分で設定した番号を割り当てる仕組みだと国外版も期待できそうです。
スマートフォンの形状の端末は、いずれも解像度が低く、EasySmart 2 4Gを除けば全てAndroid 8.1 Go Editionとなっています。これは低速低スペック低価格な端末でも動作するよう簡素化された、発展途上国向けのエディションです。
Opel Mobileの旗艦モデルとして位置付けられているSmart X6のみ、Android 9 Pieを搭載します。
また、SmartJXとEasySmartに関しては、4G通信にそもそも対応していません。
フィーチャーフォン5機種
Opel Mobileはフィーチャーフォンも5製品出してます。外見はスタイリッシュ、とはいえるのかわかりませんが、他社でも見かけるようなデザインですね。デザインは昔ながらの形ですね。アプリを使わず、電話主体の使い方だとこの形が一番使いやすいのでしょうか。
二つ折りのスマートフォンは最近見かけなくなりましたが、Opel Mobileのラインナップには入っているのでまだまだ需要はありそう。
こちらにもSOSボタンがありますね。画像だと一部の製品にはボタンが見当たりませんが、製品説明をみると、しっかりとSOSボタンを搭載しているようです。
価格はいずれも79ドル~99ドルと爆安。
総評
Opel Mobileの製品はオンラインサイトや家電量販店で買えるので、オーストラリアに住んでいる人であれば簡単に買えます。
個人的には折りたたみのスマートフォンが気になってるので、手に入ればレビューしたいと思います。