2020年8月5日に発表され、一部の国では販売も開始されているGalaxy Note20シリーズですが、最近一部のユーザーからカメラに関する問題の報告がSamsungのコミュニティーに相次いでいます。
カメラ内部が結露?
韓国のNeverブロガーであるStinger氏は、自身のブログにて、所有するGalaxy Note20 Ultraに起こる現象について書き込みました。
ブログによりますと、Stinger氏はGalaxy Note20 Ultraを事前予約し購入したようですが、エアコンを利用しているとカメラ内部が結露する現象を確認したということです。同氏が公開した画像を確認すると、Galaxy Note20 Ultraに搭載されている3つのカメラ全ての内部に結露が確認できます。
この状態で撮影できる?
また、同氏はこの状態で撮影した画像も掲載しています。こちらの画像は、超広角カメラで撮影した画像とみられます。画像では、明らかに画像が白く曇って見えることがわかります。
同氏が公開している他2枚は、それぞれ広角カメラ、望遠カメラで撮影した画像と見られますが、どちらも超広角カメラと比較すると、より強く曇っていることが確認できます。
サポートの診断は?
Stinger氏は、この問題をSamsung Koreaのサービスセンターに相談したようです。しかし、判定結果は「問題なし」だったようです。サービスセンターからの返信では、「急激な温度の変化が起こると、空気中の水蒸気が結露してカメラ内部に発生する。これは製品の欠陥ではなく、他の製品や機器でテストしても同じ状況が確認できる。」とされていました。この返信から、Samsungはこの結露問題を正式な仕様として認めたことになります。
結露の原因は?
これらの結露が多く発生する原因はカメラモジュールにあると見られますが、今のところはっきりとはわかっていません。しかし、Galaxy Note20では同様の報告は見られないことから、Galaxy Note20 Ultra固有の問題と見られます。
まとめ
この結露問題で、SamsungはStinger氏の連絡に対し、「多少の結露であれば問題はないが、長時間結露の起こりやすい環境にさらされると、カメラ機能に影響が出る可能性がある。急激な温度変化のある場所を避けて使用するのが望ましい。」としています。
韓国国内では予約の時点で予想を大きく上回る予約件数を獲得しており、売れ行きも好調なGalaxy Note20 Ultraですが、この結露問題が今後の販売にどのような影響を及ぼすのか、Samsungの対応に注目が集まっています。