KDDIは、東京都内で新サービス発表会を開催。質疑応答が行われました。記者からの質問は、政府の携帯値下げ圧力関連に集中。
そういった質問の中には、政府が「国際比較で20GB台プランが高い」ことを問題視していることから「ソフトバンクが20GB台のプランを値下げする」といった報道を挙げて、KDDIはどのように対応をするのかといったものもありました。
KDDI髙橋誠社長は、具体的な内容の言及は避けつつ、国際的な水準に遜色の無いプランを求められていると認識、検討していると述べました。対応プランの発表時期については、菅総理大臣が「急いでいる」こともあり、今年12月、来年1月にずれ込むことはなく、もう少し早いタイミングになるとのこと。
対応プランは、マルチブランドの中で対応を検討していきたいとの意向を示しており、auブランドではなくUQmobileで登場する可能性にも含みをもたせました。
また、ドコモがNTTの完全子会社化になることについては、これまで審議会の答申や政府の閣議決定では、分割の観点からNTTがドコモに持っている株式のシェアは薄める方向だったのに、政策議論がないまま急激に真逆の方向に行くことに驚いていると述べました。次世代通信では光ファイバーの重要性も高まることを考えると公正競争確保の阻害の懸念があることから、KDDIとして取りまとめた意見を今後総務省に提出する意向を示しました。
その他、iPhone 12シリーズの購入で、新しいSIMカードが必要になることについて、Appleのオンラインストア等でiPhoneを購入した場合、コロナ禍で実店舗に行く必要性が出てきて問題ではないかとの質問に対し、電話で対応する準備を進めていることを明らかにしました。