120Hz有機EL、108MP、5020mAhの大容量バッテリー!!!
XiaomiからSIMフリースマートフォン「Redmi Note 10 Pro」が発売されました。3万4800円(Amazon価格)で購入できるスマホですが、めちゃくちゃ機能モリモリ仕様なんですね。とにかく試してみたかったので、実際に国内版を買って使ってみました。
Index
外観
今回は「グラディエントブロンズ」をチョイスしました。筆者にとっては久々の派手な色のスマホ。
実機を見るとすぐ分かるのですが、到底3万4800円のスマホの質感ではありません。ハイエンドクラスにも匹敵する上質な手触り。良すぎる。
角度によって見栄えが変わるので非常に面白いです。以前所有していた「Xiaomi Mi11」の背面に近い感じがします。
上部には「イヤホンジャック」「スピーカー」「マイク」「IRブラスタ」を搭載。
下部には「マイク」「Type-Cコネクタ」「スピーカー」があります。最近の低価格スマホではステレオスピーカーがよく見られる気がしますね。音質はかなり良く、明瞭感や臨場感はかなり高く感じました。この価格帯のスマホにしてはかなり高い水準ではないでしょうか。
トリプルスロット仕様なので、SIMが2枚とmicroSDカードが1枚入ります。
標準付属の透明ケースのクオリティはなかなか。表面がサラサラした手触りで、スモークがかかったような感じ。完全な透明ではありません。指紋が目立ちにくくなっているので非常に使い勝手がいいですね。
ケースをつけることで、ディスプレイ部分やカメラ部分の高さが増すので、机などに置いた時のスレ傷からしっかり守れます。カメラ部分は少し出っ張ります。
ディスプレイは6.67インチ有機EL。サイズは高さ164、幅76.5mm、厚さ8.1mm。重さは約193g。平均的、もしくはやや重いぐらいの重量だと思いますが、日頃から230g超えのスマホを使っている筆者にとっては軽く感じます。もう麻痺しているのでしょうがない。画面サイズ的に片手操作は無理です。
ハイエンドスマホではよく見かけるエッジディスプレイではなく、フラットディスプレイなのがポイント。誤操作は抑えられますし、保護フィルムが貼りやすいので個人的には嬉しいです。
あと、Redmi 9Tの時もそうでしたが、下部のベゼルが妙に太いのは見栄えが悪いので、なんとかして欲しいです..。
インカメラはパンチホールタイプ。
側面には指紋センサーを搭載。速度は爆速、精度も良しと言った感じです。少しのストレスも感じないので、使い勝手は ”超” 良いです。
性能
Redmi Note 10 ProのSoCには「Snapdragon 732G」が採用。AntutuベンチマークとGeekBenchの2つのアプリでスコアを測定してみました。
Antutuベンチマーク v9
34万7480点という結果に。3万4800円でこの性能なら何も言うことはありません。
GeekBench 5.4
GeekBenchmarkの結果は、シングルコアが560、マルチコアが1765。
実際使ってみると、レスポンスには特に不満はありません。スクロール時の引っ掛かりはありませんし、アプリの切り替えや立ち上げも非常にスムーズ。常にハイエンドスマホに慣れていない限り、不満は感じないはずです。
Redmi Note 10 Proは120Hzのリフレッシュレートに対応しており、オンにすることでより一層滑らかな動きになります。
ただし、当たり前ですが、ハイエンドスマホの120Hzの動きとは、どうしても差は感じてしまいますね。この価格のスマホに載せてきたと言うだけですごいと感じますけどね。
ゲーム性能
普段よくプレイしている「Crash Royale」では一切の不満は感じません。タッチサンプリングレートが高いおかげで非常に快適にプレイ可能。ハイエンドスマホと比べても差はほとんど感じません。
最近始めた「原神」ですが、こちらはちょっと厳しいですね。初期設定での画質は「低」でしたが、それでもカクつくので、快適にプレイ出来るとは言い難いです。視点移動の時点でスムーズではないので、どうしてもストレスが溜まってしまいます。
画質を「最低」に落とせばそれなりに滑らかに動くようになりました。ライトにプレイするのであればRedmi Note 10 Proもいいかもしれませんが、それ以外の方にはおすすめはしません。
「ウマ娘」は問題ありませんね。そこまで負荷の高いゲームではないので、Redmi Note 10 Proでも大丈夫です。育成でURA優勝までプレイしてみましたが、ほんのわずかにカクつく場面は見られるものの、設定を下げなくとも十分。
カメラ
Redmi Note 10 Proのカメラ構成は以下の通りです。
- 広角:1億800万画素 / F1.9
- 超広角:800万画素 / F2.2
- 望遠:500万画素 / F2.4
- 深度測定:200万画素 / F2.4
Redmi Note 10 Proで撮った作例をご紹介していきます。
広角
全部オートで撮っていますが、ディテールもしっかり描かれていてとても満足しています。中華スマホのカメラは濃いめに表現されるものが多いですが、Redmi Note 10 Proはそこまでクセは強くない印象です。
108MPモードでも撮ってみましたが、そのままだと容量がデカすぎてアップできないので縮小しています。個人的にはあまり使い道がわからないので不要です。
白飛びも抑えられていますし、ノイジーな感じも見受けられません。
ポートレート
ポートレート(人物写真)モード。疑似ボケが凄まじい。
特に2枚目の写真ですが、かなり綺麗にくり抜かれていますね。SNS映えもしっかり期待できるような写真を撮ることができます。
望遠
望遠でも撮ってみましたが、2倍望遠以外は使い物になりません。多少被写体に寄る必要がある場合には便利だと思います。
超広角
超広角カメラで撮影。バランス良好で特に言うことなく綺麗。
マクロ
マクロモードを使うことで「寄った」撮影が可能。Redmi 9Tで撮った際は、暗くなったりディテールが潰れまくったりするので使い勝手は悪かったですが、Redmi Note 10 Proであれば別です。これであればさらに撮影の幅が広がりますね。
バッテリー
Redmi Note 10 Proは5020mAhのバッテリーを搭載しています。バッテリー持ちは良好。常に120Hzで使っていましたが、原神をプレイしなければ1日は余裕で持ちます。
半日程度メインスマホとして使いましたが、SNSやブラウジング、Netflixで「クイーンズ・ギャンビット」を観たり、撮影テストをし終わっても40%程度残っていましたから、優秀ですね。原神をプレイし始めたらゴリゴリ減っていったのでやめました。
充電が減っても、付属の33W充電器を使えば0→50%まで30分程度で充電できるので安心です。
セカンドスペースに対応
Redmi Note 10 Proでは、国内発売されているXiaomiスマホで削られがちだった、ロック解除でユーザーを切り替えられる「セカンド・スペース」に対応していました。ちょっと驚き。デュアルアプリにも対応しているので、対応しているアプリであれば複製可能です。
総評
Redmi Note 10 Proは、3万円台のスマホの中では頭一つ飛び抜けている性能を持っています。これから出るであろう、同じ価格帯のスマホは相当プレッシャーありますよね。もう少し価格上乗せしてFeliCaでも搭載していれば、もう完全に敵なしといったところでしょう。
中華スマホに抵抗があったり、重いスマホが嫌だったりする人以外には両手をあげておすすめできるモデルです。IIJmioやBIGLOBEモバイルだと少しお得に買えますが、入荷待ちが続いている状態。人気モデルですので、常に情報はチェックしておいた方がいいかもしれませんね。
IIJmioを契約する [AD] |
IIJmio |
BIGLOBEモバイルを契約する [AD] |
BIGLOBE mobile |