Googleの最新スマートフォン「Pixel 6/6 Pro」について、組み立ての説明映像や修理マニュアルがリークされました。
https://www.youtube.com/watch?v=asU6CI9PEgM
Pixel 6 Proに関しては元動画がGoogleからの著作権侵害の申し立てにより削除されていますが、保存していた有志によって再アップロードされています。
これらの動画では、特徴的な横長カメラの内部構造やバッテリー容量など、これまでにリークされたスペックが追認されているほか、スペックからは読み取れない仕様も明らかになっています。
まずはステレオスピーカーに注目。上部と下部のスピーカーが同程度のサイズになっていることがわかります。
最近のスマートフォンの多くはステレオスピーカーを搭載していますが、そのほとんどが下部スピーカーより上部スピーカーの方が小さいというアンバランスな仕様。上下で同程度のサイズのものを搭載している端末はハイエンドでも少なく、一部のXiaomi端末やゲーミングスマートフォン、iPhoneなどに限られています。
また、Pixel 5の上部スピーカーは画面を震わせて音を発する技術を採用しており、その品質の低さが弱点となっていたため、かなりの性能向上が期待できそうです。
次に注目するのが繊細なバイブレーションを生み出すリニアモーターです。Pixel 4/4 XLでは長方形のものを搭載、優れた触覚フィードバック性能を備えていましたが、それ以後のPixel 4a、4a (5G)、5、5a (5G)では形状がコイン形に変更、コストカットのためか触覚フィードバック性能も4/4 XLに比べて低下していました。
6/6 Proのリニアモーターは中間フレームに統合されているため、本体に搭載されている様子は確認できません。しかし、配置されるスペースを見る限りは形状・サイズともに4/4 XLのものに回帰しているように見えます。
触覚フィードバックや前述のスピーカーなどはコストの面で妥協されやすい部分ですが、こうした改善からはこれまでハードが弱点だったPixelから一皮むけたプレミアムな仕様になっていることが伺えます。
加えて、150ページを超える詳細な修理マニュアルまでもが流出しています。中でもPixel 6のミリ波対応モデルのアンテナマップに注目。なんと日本向けモデルの存在、その5Gミリ波対応が明記されています。
一方で6 Proのマニュアルにはそうした記述がないものの、下位モデルの6が対応していることに加えて、日本で利用されているn257の対応自体は明記されていることから、日本市場に投入される6 Proも5Gミリ波に対応していると考えられます。
今までの国内向けPixelはすべて5G Sub-6のみの対応だったため、これは嬉しいニュース。噂されている5年間のアップデート保証と今後の5Gミリ波普及拡大とが相まって長く使い続けられる一台になりそうです。
なおPixel 6/6 Proは、日本時間10月20日午前2時からの発表が予定されています。
#Pixel6, the new Google Phone.
Tune in October 19th at 10 am PT: https://t.co/zmp5byVq1y#Pixel6Launch pic.twitter.com/v3wwySE5gs
— Made By Google (@madebygoogle) October 5, 2021