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サムスン、同社端末で1万超のアプリのパフォーマンスを制限か

 Samsung製端末にインストールされているアプリにより、1万以上のアプリのパフォーマンスが抑制されている可能性があるようです。Android Authorityが伝えました。

 伝えられたところによると、Samsung製端末に含まれる「Game Optimizing Service(GOS)」というアプリがゲームのパフォーマンスを制限、体験を悪化させているとのこと。

 しかし韓国の掲示板ユーザーはGOSがパフォーマンスを制限する対象がゲームだけでないことを発見、対象アプリはInstagramやNetflix、ChromeやYouTubeなど多岐にわたり、総計で1万以上のアプリがリストアップされていたとのこと。対象アプリの一覧は下のGaryeonHan氏のリプライから確認できます。

 また、3DMarkやAnTuTu、GeekBench 5といったスマホの性能を計測するベンチマークアプリはこの中に含まれていないとのこと。

 実際に計測した韓国の네모난꿈氏の動画によると、そのまま計測した3DMarkのスコアとパッケージ名をパフォーマンス抑制の対象となっている原神へと変更したときのスコアを比較した際、そのスコアは2618から1141まで下落

 スマホの動作の快適さを計測するためのベンチマークアプリを他アプリと同一の条件で動作させないというのは、ユーザーにとって不誠実だと思います。

 信憑性は定かでないものの、Samsungは今回の事態をすでに把握しており、すでに調査を開始、今回の事象をGalaxy Note7と同規模ととらえており、近いうちに何らかの公式発表があるだろうと伝えられています。

 こういった不正は珍しいものではなく、過去にはOPPOやHuaweiなど名だたるメーカーが「ベンチマークアプリなど特定のアプリが起動中のみCPU周波数を向上させる」といった方法で詐称を行っていたほか、近年では逆にOnePlusがOnePlus 9シリーズに対して行っていた「Chromeなど主要なアプリでパフォーマンスを著しく制限する」といった事案も。こういった目に見えづらい不正は本当に許されざる行為といえます。いい加減にやめてほしいところ。

 対象アプリをユーザーが制御可能であれば、性能と省電力性のバランスをユーザーが選択できる良い機能と評され得るだけに、本当にもったいないですね。

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