韓国Samsung Electronicsは現地時間28日、同社Smart Monitorシリーズの最新型である「Smart Monitor M8」を発表しました。
32型UHD/4Kディスプレイを採用し、色展開は「Warm White」、「Sunset Pink」、「Daylight Blue」、そして「Spring Green」の4色。また、着脱可能で邪魔な配線のない「SlimFit Cam」が標準で付属します.
今回発表されたM8では、基本ソフトにTizenOSを採用、Wi-Fi5モジュールを搭載することで、別のコンピューターやゲーム機をHDMIで有線接続せずとも、様々な機能をモニター側で実現できることが大きな特徴となっています。
Netflix、YouTube、Apple TV+、Disney+といったアプリがプリインストールされているほか、周囲の明るさに合わせた画面の自動明るさ調整機能に加えて再生中のコンテンツや周囲の雑音に合わせて内蔵スピーカーの音を調節する「Adaptive Sound+」機能も備わっており、これらとHDR10+ディスプレイによる映像体験は魅力的です。
その上、Google Duoやブラウザ、またMicrosoft 365を利用でき、加えてPCやスマートフォンからのミラーリング機能やマグネットで着脱可能な「SlimFit Cam」を備えていることによって仕事にも活用可能。
そのほかにもスマートホームハブ機能「SmartThings Hub」を搭載しており、専用アプリやBixbyやAlexaといった音声アシスタントにより、IoT機器を直感的に操作することも可能となっています。
さらに内蔵の高感度マイクを常時有効化することで、ディスプレイがスリープ状態であっても会話の内容を表示することが可能に。
デザイン的にはApple「iMac」を彷彿とさせる見た目のM8ですが、ベゼルのうち最も太い下顎部分は前モデルに引き続き2021iMacよりも細く、全体的にスタイリッシュなデザインとなっています。
その他仕様として、USB-Cポート2基、Micro HDMIポート1基、またBluetooth 4.2を搭載し、USB-Cポート1基は最大65Wの充電に対応しています。またTVモードとして使うための赤外線リモコンも付属します。ただ、これほど高機能な製品ですがディスプレイの最大フレームレートが60Hzなのは惜しいようにも思います。
既に予約受付が始まっており、価格はホワイトのみ699.99ドル、その他のカラーでは729.99ドルとなっています。ただし、具体的な発送時期はまだ発表されていません。