総務省は競争ルールの検証に関するWGにおいて調査結果を発表しました。同WGはキャリア販売端末で他社SIM利用時、特定周波数を使えない所謂「周波数制限(周波数ロック、バンド縛り)」について是正を検討しています。
妥当なのか、海外にもあるのか?総務省が在外公館を通じて調査したところ、米国を除く主要諸外国は販売端末はどの事業者のネットワークでも対応している模様と報告しています。
韓国はUSIM交換をしても全事業者通信サービスを利用できることを定めている電気通信設備の相互接続基準第68条で法規定。周波数全社対応まで指定する法律ではありませんが、USIM交換しても使えるよう全社全バンド対応する形となっているようです。
主要諸外国で特異な周波数制限について、キャリア側は指示はしておらずメーカー判断などという回答もしてきましたが、一方でキャリア側の強い意向があることを明らかにしているメーカーもあり、さらなる検討は不可避と言えそうで、今後のヒアリングでは端末メーカーからの聴取も予定されています。