Googleは、同社のスマートフォンブランドPixelシリーズの一部端末向けに、次期Androidメジャーバージョン「Android 13」ベータ版の配信を開始しました。
Googleは、例年5月に開催されるGoogle I/O開発者会議において最初の次期Androidベータ版を公開しますが、Android 13では若干早く展開を始めています。
Android 13では、既存の機能の改善とプライバシー保護の強化に重点が置かれており、Android 12におけるMaterial Youデザインの導入を代表とする、大幅なデザイン刷新は行われていません。
特に変わった点としては、ファイルアクセスに関する権限設定が挙げられます。現在のように、アプリに対して全てのファイルへのアクセスが許可されるのではなく、画像やムービーなどファイルの形式ごとにアクセス許可を変更できるようになっています。
また、クリップボードには、新たにスクリーンショット撮影時のようなオーバーレイ機能が追加され、クリップボードの文字を細かく編集するなどの操作ができるようになっています。
このベータプログラムの対象となるのは、Pixel 4以降のデバイス。なお、この「Android 13 Beta 1」は、あくまで初期の開発段階であり、デバイスに損害を与える可能性のある重大なバグなどが含まれる可能性があります。対象デバイスで「Pixel用 Android ベータプログラム」に参加すれば、誰でもこのバージョンのAndroidを利用できますが、登録やインストールは自己責任であることに留意してください。