台湾HTCは、同社の得意とするVR関連に焦点を当てたスマートフォンの発表を告知しました。Facebook上の台湾向けアカウントにて告知がなされており、6月28日に発表予定。
このデバイスは以前に家電見本市のMWC2022で語られていたもの。
HTCは世界で初めてAndroidを搭載した端末を発表したほか、かつてはWindows Mobile端末でトップシェアを誇るなどスマホ業界を力強くけん引していましたが、2018年にスマホ事業の多くをGoogleに売却したあと、現在では一部の市場でエントリーからミドルクラスまでのスマホを外部委託を駆使して作って細々と売っている状況。ハイエンドスマホは2018年に発表した「HTC U12+」が最後となっています。
他方でHTCは高性能VRゴーグル市場において強い存在感を示しており、189gというVRゴーグルとしては段違いに軽い「Vive Flow」など様々なモデルを販売しています。またHTCは同じくMWC2022にて、ARやVR機器を活用した構想である「Viverse」を発表。今回のスマホは、この「Viverse」のブランドを冠しており、何らかの形で特殊な機能を備えることが期待されています。
また、日本でもHTC U12+を最後にスマホを投入していませんでしたが、HTC JapanはTwitter公式アカウントにて、スマホの投入を示唆しており、今回のデバイスが投入される望みもありそうです。