Metaは、同社の販売するVRヘッドセット「Meta Quest 2」に関して、8月より国内端末価格の値上げを行うと発表しました。
同社の発表によると、2022年8月以降、Meta Quest 2の販売価格を、内蔵ストレージ128GB版は5万9400円、256GB版は7万4400円に改定するとのこと。
記事執筆時点で、128GBモデルは3万7180円、256GBモデルは4万9280円で販売されており、両機種ともに2万円を超える大幅な値上げとなります。
発売当初、Meta Quest 2には、内蔵ストレージ64GBと256GBの2モデルがあり、価格はそれぞれ64GBモデルが3万3800円、256GBモデルが4万4800円となっていました。その後、64GBと同価格で128GBモデルを投入。アメリカ連邦捜査局から安すぎて独占禁止法の疑いで調査を受けるほど、VRヘッドセットとして非常に手に取りやすい価格となっていました。
Metaは、この値上げに関して、「長期的な投資を続け、業界最高レベルのハードウェア、アクション満載のゲーム、そして真の次世代デバイス開発に向けた最先端の研究によって、VR業界をさらに前進させ続けるため」としています。
ただし、この価格改定は日本のみならず、Metaの本社がある米国においても行われており、半導体不足や原材料の価格高騰による製造コストの上昇、さらに円安の影響で、ここまで大幅な価格改定に踏み切らざるを得なかったと見られます。
この価格改定は8月から行われるため、今後数日間に駆け込みで購入するユーザーが急増したり、中古価格の上昇が見込まれます。