OPPOのミッドレンジシリーズRenoの最新モデル、Reno 8 Proですが、Android Authorityによるレビュー記事が出ています。
Reno 8 Proは先代に搭載されていたカメラ周りのRGB通知ライトを廃止。「Mediatek Dimensity 8100-Max」をSoCとして搭載し(グローバル版)、4500mAhの電池容量に6.7型FHD+ 120Hz OLEDディスプレイを搭載しているそうです。カメラは三眼仕様で、5000万画素メイン、800万画素超広角、200万画素マクロカメラというスペックとのこと。またIP54規格の防水性能とのことです。
デザイン面は、機体背面とカメラバンプはガラス製でミッドレンジスマホとしてはプレミアム感のある仕上がりと評価。ディスプレイは120Hzまたは60Hzのリフレッシュレートに対応し色合いは鮮やかですが、設定で色合いや暖色感を調整可能とのこと。
ベンチマークテストによると、本機のチップセットはシングルコアで「Snapdragon 870」と同程度、マルチコアで「Snapdragon 8 Gen 1」程度のスコアを叩き出したそう。GPUスコアは「Snapdragon 888」よりやや低い程度とのことです。負荷化でも安定した性能と温度をキープ可能で、ハイミッドレンジや古いフラッグシップモデルモデルと張り合えるほどの性能と評価しています。アプリの切り替えやゲーミングなどを実践テストしてもスムーズだったそうです。
80W充電に対応し充電速度は大変早く、ものの40分程度でフル充電が可能とのこと。OPPOによると1600回の充電または4年間の使用後で80%程度の電池容量を維持可能で、これは素晴らしい達成だと評価しています。
YouTube視聴やゲーミングを含むテスト使用の結果7時間程度のスクリーンタイムを記録し、通常の使用なら2日に1回程度の充電で済むだろうと述べています。
画面下指紋認証も搭載されており、満足の正確さと反応の速さとのことです。
あまり良くないポイントとしては標準インストールのColor OSのインターフェースの利便性が挙げられるそうです。デフォルトでアプリのドロワーがオフになっていたり、昔のiPhoneのマネをしようとしていたAndroidのような感じとのこと。
TouchWizスタイルのジェスチャー機能も搭載されているもののYouTubeなど一部のアプリに限定されブラウザは非対応。さらに反応もイマイチだそうです。セキュリティアップデートも3年間までとなっておりやや短めで残念なポイントと評価しています。
カメラのパフォーマンスですが、全体的にはミッドエンドレベルの限界を感じさせるもののメインカメラは良好とのこと。日中から低照度までシャープで色合いの明るい撮影が可能だそう。
一方超広角カメラはシャープネスがややキツく色合いもメインとはだいぶ違った感じのようです。マクロカメラもディテールが荒く一応搭載されている程度の性能とのこと。
3200万画素インカメラは「IMX709センサー」と自動フォーカス機能を搭載し、低ノイズで広いダイナミックレンジのセルフィショットを撮影可能と満足行く性能であることがうかがえます。
「Marisilicon X」画像チップを搭載し最高4K30FPSでの動画撮影で鮮やかな色合いと、60FPSでは余裕のあるリフレッシュレートを確保してくれるとのことで、「なかなか良い」と評価しています。
撮影モードはナイトモード、ポートレートモード、パノラマモードに加えタイムラプスモード、スローモーションモードも搭載されているそうです。
総評として、「本機はミッドレンジとしては豪華なデザインと処理速度、電池容量、高速充電にメインカメラが搭載されているものの、サポート期間の短さやIPレーティングの低さ、メイン以外のカメラ性能の低さはこの価格帯のスマホとしては他社のモデルに引けを取るでしょう」と述べています。