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HTC、VRヘッドセットのFocus 3に機能を後付けするデバイス発表。

 台湾HTCは、メタバースでのユーザーの表現力をより向上させる、「VIVE Focus 3 Facial Tracker」および「VIVE Focus 3 Eye Tracker」を発表しました。いずれもHTC製のVRヘッドセット、VIVE Focus 3専用。

 VIVE Focus 3 Facial Trackerはカメラにて顔の鼻から下を検出、アバターにこれを反映するデバイス。これまでは上位のVIVE Proで対応するデバイスが販売されていましたが、より安価なVIVE Focus 3でも表情トラッカーが利用できることになります。

 同デバイスは唇、あご、頬、舌、歯の形状から表情を検出、アバターに顔の動きをリアルに反映することができると謳います。USB Type-Cにて本体と接続するため、バッテリーは備わっておらず、充電は不要。

 VIVE Focus 3 Eye Trackerは本体と顔にあたるパッドの間にくっつけるデバイス。それぞれの目の下側に位置したカメラにて、視点の起点や方向、瞳孔のサイズや位置、また目の開き度合いに関するデータを取得可能。

 メタバース上で、まばたきや視線移動が表現でき、よりリアルな体験が可能になるほか、見ている方向だけ微細に表現するようにアプリ側が対応できれば、GPU負荷の軽減も期待できます。

 Focus 3に本来備わっているIPD(瞳孔間距離)の調節機能も邪魔しない作りになっていて、Eye Tracker側も動かせるような作り。

 現時点ではいずれのデバイスも日本投入の是非は不明です。

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