超ヌルヌル165Hz高駆動!
Jlinkの27インチゲーミングモニターを提供していただきました。レビューします。
開封
まず始めにモニタースタンドが登場。モニタースタンドは組み立て必須のタイプです。プラスドライバーは同梱されていないので要注意。
根本の赤色がワンポイントでオシャレです。脚自体は細いものの、長さがあるため安定して支えられそうです。
裏面はシンプル。ケーブル用ダクトがあるだけで、ケーブルを隠せる工夫は施されていません。
付属品は電源アダプターとDisplay Portケーブルのみ。HDMIは付属していないのでHDMIで使用予定の人は予め別途用意しておきましょう。
モニター側はVESAマウントに対応しているものの、内側にネジ穴が用意されており、一部ディスプレイアームなどは装着が難しいかと思います。
付属スタンドであれば着脱でねじやドライバーなどを用いることなく、着脱が可能です。装着時はカチッとはまり、外すときは根本のレバーを押すだけで簡単に外すことができます。
ディスプレイの端子はHDMI、Display Port×2、音声出力となっています。USBポートはアップデート用の端子なので使用することはできません。
使用感
とりあえずレビュー用の写真を撮るスペースにはWindows環境がなかったのでMacBook Proを接続しました。スタンドは最も高い位置でここまであがります。
最下部では結構下がります。チルト幅は-5度から20度と付属スタンドにしては割りと調節が効きます。
また本機は縦向き表示にも対応しているため、Twitterやウェブサイトなどを閲覧し易い縦レイアウトも付属スタンドで可能です。
ディスプレイはノングレアで非常に見やすいです。色ムラもなく、発色も非常に良好。さてさて、外観レビューはさておきそろそろWindows PCとつなげていきます。
筆者が使用しているPCのグラフィックボードは1世代前(執筆中に2世代前になってしまいましたが)のRTX2080Tiです。Display Portに接続することで165Hzでの駆動が可能になります。
そして初心者が陥る罠としてディスプレイのリフレッシュレートを変更しなければ165Hzで使えないということ。しっかり設定は確認しておきましょう。
RTX2080Tiを使っておきながら言うのも何ですが、実は筆者はPCでゲームを全くしません。購入時はエンコード目的で導入しましたが、現在はそのエンコードすらすることもなく……。普段はPS5やSwitchなどのコンシューマーゲームを4K120Hz対応の有機ELテレビでプレイしている程度。最近はスマートフォンでも60から120へシフトしつつあり、使ってみると圧倒的違いがありますよね。その更に上の165Hzとなればこれはワクワクが止まりませんね!?
試してみる
フレームレートを比較できるサイトでそれぞれのフレームレートをシミュレーションした場合の比較を撮影してみました。
165Hz駆動時では残像もなく、前後がブレていないきちんと165Hzで表示できていることを確認できます。数字で言われるとピンときませんが、改めて画像としてみるとこれはゲームで差がつくな、と感じます。
PCのモニターで165Hzって初めてなんだけどやっぱ全然違うもんだね pic.twitter.com/xyMhwKJu2T
— そっぷる (@sp9611) October 19, 2022
また本製品はG-SyncやFreeSyncにも対応しているので、対応グラフィックボードで機能を有効化すればよりゲームで有利にプレイすることもできます。筆者のRTX2080Tiでも対応しておりますが、NVIDIAコントロールパネルで有効化にしてみましたが互換性があると検証されていませんの表示。
パネルはVAパネルを採用。そのためIPSと比較して視野角が劣るものの、コントラスト比で1:4000と高い数値を公称スペックでアピールしています。そのため、より深い黒を表現することができるため、ただ165Hzだけではなく、画質面でも満足して遊べるディスプレイです。
公称値による色域はsRGBを106%以上カバー。DCI-P3なら84%までカバーとのこと。ゲーミングディスプレイとしては優秀かと思います。
PCゲームとして人気FPSゲームのレインボーシックスシージをプレイしてみました。これはだいぶ前に買ったのですが、PS5でやるほうが環境が良い(先述の通り、テレビが4K120Hz対応している、5.1chサラウンド環境を整えている)ので、あまりやる機会がないままでした。PCモニターだと60Hzですし、やる気が無でした。
しかし165Hzとなれば話は別。ましてやRTX2080Tiを使っているので最高のグラフィック設定でバリバリ遊べちゃいます。いや~~これは超楽しいですね。ぬるぬるで最高のグラフィック、文句なしのゲーム環境です。
設定変更は非常に楽ちんです。現代的な1ボタンタイプで、真ん中1度押しでメニュー、長押しで電源オフ、上で入力切替、下でボリューム、左でゲームアシスト機能を起動、右でモード変更のショートカットがアサインされています。
知らないメーカーだったので日本語化はどうなの?と思っていましたが、しっかりと各所日本語化はされています。訳がおかしいということもなく、自然な日本語です。
ここがいまいち
ゲーミングらしく、背面にLEDライトが仕込んでありますが、色が適当に変わるだけで色の固定はできず。しかも輝度がめっちゃ低いので部屋の電気をすべて消しても光っている……?と思わず背面を覗き込んでしまうくらい。ひかるのはおまけ程度に思っていたほうが良いです。
内蔵スピーカーは無し。外部オーディオ出力(3.5mmジャック)はあるので、別途スピーカーを用意すれば出力自体は可能です。
WQHD、165Hz駆動、VA可ならこれでOK
フルHDより若干広く使えるWQHD。27インチなので普段のネットサーフィンや事務作業も快適です。それでいて165Hzの高リフレッシュレートにも対応しています。VAパネルが引っかかる人もいるかと思いますが、コントラスト比でIPSより有利なので、個人的には好きです。
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