英経済紙フィナンシャル・タイムズは、米国政府が中国Huaweiへのライセンス(輸出許可)供与を停止すると報じました。
政権に詳しい複数の関係者によると、商務省はQualcommやIntelなどの一部米国企業に対し、ファーウェイへの輸出ライセンスを付与しないことを通知したといいます。
トランプ政権はHuaweiをEntity Listに追加する制裁を実施、Huaweiは製品の機関となる半導体部品等を利用不能となっていました。
バイデン政権下では一部緩和が行われ、5Gに無関係である場合に限って商務省のライセンスによって輸出が許可されてきました。
QualcommやIntelは現代製品に欠かせない、通信処理や中央処理を担う部品を供給しています。特にHuaweiのスマートフォンはHiSilicon KirinもSnapdragonも利用できず窮地に陥っていたところを、4G版Snapdragonの調達によって生き長らえてきました。今回の報道によれば、今後これも利用できなくなることを意味します。
まだ正式決定は下されていないとのことで、今後の動向を見守りたいところです。