EUがスマホなどにUSB Type-Cポートの搭載を義務付ける法案を可決したことは記憶に新しいですが、世界有数の市場でもあるインドもそれに続くようです。
SamMobileによると、インドは国内で販売するすべてのデバイスの充電ポートをUSB Type-Cにすることをメーカーに要請しているとのこと。EUが定めた2024年末から少し遅れ2025年の3月から施行予定。ノートPCは2026年まで。
EUの決定と同様に、携帯電話からノートPCまで、かなり広範な製品が対象。特に、USB Type-Cをユーザビリティを犠牲にしてまで採用せず、Lightningを頑なに使い続けるiPhoneに大きな影響を与えます。
一方、91mobilesによれば、ウェアラブル・ヘッドホンやイヤホンやフィーチャーフォンは、端末の価格を上げてしまうという懸念から、この規制は免除されるようです。安価なフィーチャーフォンがインド市場で大きな存在感を見せている中、この例外は地域事情に沿っているものと評価できます。
インドはEUがUSB Type-C統一を発表後、比較的早い時期に追随を検討していることが報じられていました。世界でも存在感が大きく、またIT関連で成長著しいインドが追随を表明しただけに、この動きが今後他国にも波及していくことが期待できます。