
まるでホントにiPadOS。良い子は真似するなよ!
開発者のDuy Tran氏が、iPadOSの機能をiPhone 17 Pro Max上で動かすデモ動画「First look of iPadOS on iPhone 17 Pro Max」をXに投稿しました。
画面下には、iPhoneより多くのアプリを並べられるドックが常に表示され、複数のアプリウィンドウが開いています。一見すると、あたかも小さなiPadそのものです。
First look of iPadOS on iPhone 17 Pro Max pic.twitter.com/PMynlGLVFw
— Duy Tran (@khanhduytran0) November 15, 2025
この仕組みのカギとなっているのが、端末のモデル名や対応機能を管理する、iOS内部のデータベース「MobileGestalt」です。最近見つかった脆弱性を利用することで、システムにiPhoneをiPadとして認識させています。
筆者も手元のiPhoneで検証してみました。

ウィンドウシステムはたしかにiPadのように動き、iPhoneの画面でiPadアプリを操作しているような、不思議な感覚になりました。
ただし、動作はかなり不安定でした。アプリが突然落ちたり、キーボードが反応しなくなったり、レイアウトが崩れたりする場面も少なくありませんでした。

この手法は、一般向けに用意された「機能」ではなく、あくまで非公式の方法です。脱獄こそ伴わないものの、保証やサポートの対象外になるので、おすすめできません。本記事では具体的な手順には触れませんが、面白そうだから試してみたいと感じ玄人も、少なくともメイン端末での実行は控えた方が安全です。
それでも、iPhone 17 Proクラスの性能と大画面があれば、iPad級のマルチタスクをこなせるのではないか……と感じさせられます。
来年登場が噂されている「iPhone Fold」が、どのくらいiPadに近い存在になるのかは気になるところです。今回のデモは、それを考えるきっかけになりそうです。


















