弊誌はアフィリエイト広告を利用しています。

グリー、スマホ撤退か。深セン中核部隊を解散との報道

 中国最大のエアコンメーカーGree(珠海格力電器)がスマートフォン部門を解散すると、海外メディアが報じています。

 Greeといえば、打倒Xiaomiで女社長が雷軍を挑発、スマホは「在庫の山を空調施工業者に押し売りしていた」と噂されていたあの中国企業ですね。

 南華昇報によると、Greeは深センで最盛期には100人を雇用していたスマホ事業の中核部隊を解散したとのこと。あくまでGreeは中国の報道機関に、スマホの研究開発は進行中と述べています。

 Greeは2015年にスマホ参入。Xiaomiを超えると挑戦的な姿勢を取っており、昨年には株主総会で幹部が「iPhoneと同じぐらい優れている」と大言壮語を吐いていました。

 しかし現実にはOPPO、Vivo、Huawei、Xiaomi、Appleなど中国で人気のあるスマートフォンブランドに大きく後れを取っています。

Snapdragon 870搭載、HALO UI 6.0を実行するGree TOSOT G7

 Greeのスマホ製品に関する公式サイトはアクセス不能に。メインサイトには販売中の2モデルのみが掲載。2020年以降、WeChatのスマホ公式アカウントを更新せず、さらに2022年の年次報告書ではスマホ事業に言及すらありませんでした。

 中国市場は2023年第1四半期の中国のスマートフォン売上高は5%減少、2014年以来の最低水準に達した推計、調査会社Canalysによる統計では第1四半期の世界スマホ出荷台数は13%減となっており、厳しい市場環境です。こうした背景は撤退を決断するのに十分であったかもしれません。

情報元南華昇報
詳しく読む
すまほん!!を購読しませんか?

Twitterでも最新更新を配信・通知しています

フォローする 再度表示しない