マイクロソフトは、MR(複合現実)コンテンツ制作向けクラウドツール「Azure Spatial Anchors」の提供を、2024年11月20日に終了すると発表しました。
「Azure Spatial Anchors」は、同社のMRデバイス「HoloLens」もほか、ARプラットフォーム「ARKit」などをサポート。デバイスやアプリ側が設定した空間アンカーの情報を、クラウド上で永続的に保持する機能を有します。
空間アンカーは、同じ場所にいるユーザーが同じMRアプリを使うマルチユーザー機能や、ナビゲーション機能などに使用します。
この辺りのシステムに「Azure Spatial Anchors」を使っていたデベロッパーは、「代替案」を考える必要があるワケですね。
2023年現在、マイクロソフトはMRデバイス「HoloLens 2」を展開するほか、メタバース「Microsoft Mesh」を運営するなど、XR領域で幅広く展開しています。
なので「Azure Spatial Anchors」終了の決定は、やや意外な印象です。同社は終了理由を公表してないのですが、内情が気になるところです。