発売が迫るアップルのXRデバイス「Apple Vision Pro」に、頭頂部を保持する形状のストラップが付属することが判明しました。
「Apple Vision Pro」は眼の前に巨大スクリーンを投影し、空間オーディオ対応。映像やゲームを楽しめるデバイスです。3D動画を再生できる空間再現ビデオにも対応するという多機能っぷりが特徴です。
お値段は約50万円と非常に高額ですが、アップル発のXRデバイスということで大きな注目を呼んでいます。
同デバイスの実機や製品画像はすでに公開済ですが、これまでは上記画像のような、頭部の前後(フェイス部分と後頭部)で保持するヘッドストラップのみを公開していました。
このストラップは一般的なVRデバイスに多い頭頂部も支えるストラップと比較して髪型を崩さない一方、おでこの負担が非常に強いです。
メタ社のMeta Quest Proが同じようなストラップを採用していますが、正直評判はかなりアレというのが実情(筆者もQuest Pro所有者ですが、長時間着けてると痛くて社外品を買いました……)。
頭頂部を保持するストラップはその逆で、髪型は崩れますが保持力はバツグン。長時間着けても負荷は低めです。
両方が付属すればシチュエーションで使い分けできるので、その辺りの気配りはさすがアップルという感じです。まあ50万円のデバイスなので当然といえば当然ですが……。
なお、付属する2つのストラップ(前後保持型と頭頂部サポート型)を組み合わせできるのかは、現時点では明らかになっていません。
後頭部をガッチリ保持しつつ頭頂部ストラップがあるのが理想なので、その辺り、対応してほしいところですね。