HTCは、台湾にて新たなミッドレンジスマートフォンの「HTC U24 pro」を発表しました。ちなみに「Pro」SHARP AQUOS同様に頭文字小文字の「pro」で合ってます。
現行機種のHTC U23 proからコンセプトとしては大きく変化していないのか、HTC U24 proはSnapdragon 7 Gen 3を搭載。U23 proのSnapdragon 7 Gen 1から順当な進化を遂げています。メモリは12GB、ストレージは256GBか512GBから選択可能。また最近では対応自体が珍しいmicroSDカードをサポートしています。
ディスプレイはやや大柄な6.8インチ。解像度はフルHD+(2436×1080)の有機ELで、リフレッシュレートは120Hzに対応。
カメラは3眼で、メインと望遠がそれぞれ5000万画素、超広角が800万画素という構成。うちメインはOISに対応しています。インカメラは5000万画素。パンチホール式ではありますが、なんだかスピーカーの造形などでXperiaをほうふつとさせるデザインに感じました。音響面での実力に期待したいところです。
バッテリーは4600mAhと、5000mAhがほぼ当たり前となった現在では若干寂しさを感じないこともありませんが、60Wの急速充電に対応し、15Wの無線充電および、5Wのワイヤレスイヤホンなどへ充電する無線逆充電をサポートしています。
HTCといえば、世界初のAndroid搭載端末である「HTC Dream」を販売した企業ではありましたが、現在スマートフォン事業は衰退しており、代わりに高性能なVRデバイスを主力に据えています。同社の販売するVIVE XR EliteはHTC U24 proと連携できるようで、スマートフォンのコンテンツをVIVE XR EliteのMRにて再生できることをアピールしています。
IP67等級の防水防塵をサポート。また3.5mmイヤホンジャックを備えています。本体色はスペースネイビーとトワイライトホワイトの2色。価格は安価なストレージ256GBモデルが18990ニュー台湾ドル(9万2000円)、ストレージ512GBモデルが20990ニュー台湾ドル(10万2000円)となっています。
日本市場への投入可否は現時点では不明。日本語サイトでは端末の記載はなく、台湾向けのサイトではすでに購入できるようになっているほか、ヨーロッパやドイツ向けサイトなどではページが用意されており、将来的に購入できるようになることを示唆しています。
スペック表は以下の通り。
OS | Android 14 |
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SoC | Snapdragon 7 Gen 3 |
メモリ | 12GB |
容量 | 256/512GB |
画面 | 6.8型 (2436×1080) |
カメラ | 5000万画素+5000万画素望遠+800万画素超広角 |
インカメラ | 5000万画素 |
電池 | 4600mAh 60W急速充電 |
寸法 | 167.1 x 74.9 X 8.98 mm,198.7g |
その他 |