Googleが現在開発中とみられるPixel 9シリーズのうち2機種について、Geekbenchベンチマークスコアが発見されたようです。MySmartPriceが伝えています。
同サイトによれば、Tensor G4を搭載するPixel 9 Pro XLのGeekbench 5のスコアが一時掲載されていたとのこと。すでにページは削除されたとのことで、画像を引用しています。
Geekbench 5ベンチマークスコアの結果はシングル1378点、マルチ3732点。Tensor G4は3.10GHzのプライムコアを1基、2.6GHzのパフォーマンスコアを3基、1.95GHzの効率コアを4基備える設計となっています。
Pixel 9 Pro XLで注目すべきはメモリの容量。現行モデルでは12GBだったものが16GBに増量しています。Gemini Nanoをはじめとしたオンデバイスで動作するAIへの布石といったところでしょう。
まだ発表まで数か月あり、今後最適化によってスコアが伸びる可能性は大いにありますが、Pixelらしくハイエンドスマホとしてまだまだ物足りない性能です。
なお、Pixel 9 Pro XLのベンチマーク結果はあくまでGeekbench “5”のものであり、最新で簡単に様々な端末のスコアを確認できるGeekbench 6のものではない点に注意してください。
一方でPixel 9のベンチマーク結果も存在するようで、こちらは最新のGeekbench 6かつ執筆時現在もページが確認できます。Geekbench 6.3.0のスコアはシングル1653点、マルチ3313点。メモリは先代から変わらず8GBであることがわかります。Pixel 8のベンチマークスコアと比較すると、最適化不足のせいかやっぱりマルチ性能が控えめ。
Pixel 9シリーズは、例年通りであれば今年10月ごろに発表見込み。Pixel 9 ProはPixel 9よりわずかに大きい程度のサイズになり、従来の大画面なProモデルは新しく「Pixel 9 Pro XL」として登場することが、噂や実機画像のリークにより明らかになっています。
また、Pixel Foldの後継が「Pixel 9 Pro Fold」として同時発表されるとの情報も。今後の情報が気になるところです。