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性能大幅強化の正統派UMPC!「GPD Pocket 4」登場へ

 小型で特殊な形状のモバイルPCの開発を得意とする中国GPDは、正統派UMPCの「GPD Pocket 4」の詳細を明らかにしつつあります。

 GPD Pocket 4は8.8インチのディスプレイを搭載するPC。ディスプレイは回転させることができ、小柄なためタブレットのように使うことも可能であることが特徴です。

 外観は現行モデルのGPD Pocket 3からキーコンセプトを維持しているようですが、インターフェースの配置は多少変更されているようです。GPD Pocket3の特色だった、用途によって付け替え可能なモジュールも相変わらず利用可能。

シリアル通信用のRS-232端子、HDMIのキャプチャモジュール+USB Type-Cポートという、先代でも用意されていたモジュールのほかに、microSDカードリーダーモジュールと4G通信が行えるモジュール

 また、USBポートも現代化。USB 4ポートを備えているようで、外付けでグラフィック性能を強化するeGPUボックスを接続することにより、携帯性を維持しながら高性能なゲームや作業を行えるようになります。

 バッテリー容量は44.8Whで、9時間のビデオ再生が可能としています。100WのUSB-PD充電に対応しており、対応するモバイルバッテリーを使ってデバイスを充電することも可能。

 さほど大きく変わっていない外観は裏腹に、中身の性能は驚異的な進化を遂げています。

 画面サイズは8インチから8.8インチへと大型化し、解像度はWQXGA(2560×1600)を実現。画素密度を示すppiは343と、タブレットはおろか、iPhone 11などひと昔前のスマートフォン並みとなっています。また、リフレッシュレートは驚異の144Hzに対応。eGPUボックスを接続してゲームを遊べ、ということでしょうか?

 搭載するCPUについても大幅に強化。

 先代GPD Pocket3ではCore i7-1195G7もしくはPentium Silver N6000から選択でき、またモデル交代を見据えてか、先月にはPentium Gold 7505を搭載したモデルが登場していました。

 一方GPD Pocket4ではRyzen AI 9 HX 370を搭載。省電力ながらWindowsモバイル端末向けチップとしてはトップクラスの処理性能を全方位で叩き出します。AI関連機能もサポートしており、24年以降の需要もサポートできるとアピールしています。メモリは驚異の64GBを搭載。ストレージは最大8TBまで拡張できるとしています。

 先述の通り、GPD Pocket4の価格や発売予定日は不明。まずはクラウドファンディングによる出資募集から始めるものとみられます。

 GPD DUOみたいなキワモノじゃなくて王道に近いPocketシリーズ気に入ってたんだよなぁ……みたいな人には朗報かもしれませんね。

 スペック表は以下の通り。

OS Windows 11
SoC AMD Ryzen AI 9 HX 370
メモリ 64GB
容量 最大4TB M.2 NVMe SSD、8TBまで拡張可能(方法不明)
画面 LTPS 8.8型 2560×1600
最大144Hzリフレッシュレート
カメラ 情報なし
電池 44.8Wh
寸法 206.8×144.5×22.2mm
その他 Wi-Fi 6E、Bluetooth、指紋センサー、オプションのモジュール(RS-232、シングルポートKVM、microSDカードリーダー、4G LTE)
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