以前より開発がうわさされていた「Galaxy Z Fold6 Special Edition」について、韓国の小売店から予約受け付けを開始するポスターが流出したようです。91Mobilesが伝えています。
Galaxy Foldシリーズ改めGalaxy Z Foldシリーズは、フレキシブルOLEDを採用した折り畳み端末の始祖ともいえるシリーズですが、特に中国市場において年々その優位性は低下しており、中国メーカーの競合機種が猛追をかけています。
中国メーカー間で競争が特に激しいのが軽さと薄さ。世界初の3つ折りスマホであるHuawei Mate XTですら、折り畳み時の厚みはGalaxy Z Fold6と同等レベル。
vivo X Fold3はiPhone 15 Pro Maxより軽量な219gで、Honor Magic V3の厚みは9.2mm。
それらに劣る厚さ12.1mmのGalaxy Z Fold6ユーザーに対して「金メダルだと思いきやビリ」などとHonorが下品に煽り倒す始末。
そんな激戦区である折り畳みスマホ市場で古株のSamsungの勢力を維持するためか、数か月前よりGalaxy Z Fold 6の超薄型バージョンを開発しているという噂が流れていましたが、今回その発売時期に関する有力な情報が公開されたようです。
まずは端末の名称について。開発がうわさされていたこの機種の名称については「Galaxy Z Fold 6 Ultra」だとか「Z Fold 6 Slim」とか、世代名を抜いて「Galaxy Z Fold Special Edition」とも言われていました。
以下は。韓国の小売店であるT Storeの予約受け付け時期を伝える画像。Xユーザのsawtooth special editionによってリークされたもので、いよいよ論争に終止符でしょうか?
画像内では端末名と予約期間、配送開始時期のみしか書かれていませんが、配送開始日は10月25日からとなっているようで、これより前に正式発表が行われる可能性が高そうです。
端末名に関しては、同氏の投稿では「Galaxy Z Fold 6 Special Edition」という名称になるようですが、画像内では「Galaxy Fold6 Special Edition」と表記されています。いまさらわざわざZシリーズの名前を外すことは考えづらいことから、この画像の信憑性が低いか、はたまたほんとにミスってしまったのかは分かりません。
一方で、ビジネス向けのSamsung Indiaにはすでに「Galaxy Z Fold6 (Special Edition)」のページが公開されています。気になるのはスペックですが、画像内の表記はすべて「Galaxy Z Fold6」であり、また本体寸法も完全に一致。
91Mobilesは、サムスンは発売日が近づくにつれてスペシャルエディション特有の詳細情報で更新するつもりなのかもしれないと伝えていますが、一方で新しい折りたたみスマホではなく、特別なカラーバリエーションのようなものである可能性も十分に考えられるとしています。これは、同じくインド向けSamsung公式サイトにZ Flip 6(Special Edition)という機種も同じように掲載されているためであるとのこと。確かにGalaxy Z FoldおよびFlipシリーズはこれまでも多くコラボモデルや独自色を用意していただけに、可能性がないとも言い切れません。
とはいえ、火のない所に煙は立たぬともいうように、これまで数か月間「Samsungが新しい折り畳みスマホを開発している」という噂が立っていた以上、さすがに「Galaxy Z Fold6 Special Edition登場!オシャレな新色です!」とはならない……と思いたいところです。続報に期待しましょう。