来年初めごろに発表が見込まれる次世代iPhone SE(第4世代)用のものとされるケースの写真がリークされました。Phone Arenaが伝えています。
現時点でのiPhone SE4の噂を簡単にまとめると、iPhone SE4はiPhone 8をベースとしていたiPhone SE2/SE3から大きく進歩し、iPhone 14のボディをベースにしているとのこと。これによってTouch IDについに対応しなくなった一方で、Face IDや印象的だったノッチ、さらに6.1インチの有機ELディスプレイを搭載するなど、スペックやデザインが現代化。
一方iPhone 14をベースにしているとはいえ、EUの規制に対応するため、Lightning端子ではなくUSB Type-Cポートを搭載し、SEらしくカメラは単眼になるようで、ある程度の外観上の違いが生まれるとされています。
搭載するSoCはiPhone 16世代と同等のA18で、Apple Intelligenceを利用できる8GBのメモリも備えています。「古い見た目に最新の頭脳」というiPhone SEシリーズのコンセプトをしっかり受け継いでいますね。
さて話を戻して、iPhone SE4のものとされるケースをリークしたのはSonny Dickson氏。同氏X(Twitter)で公開した画像を確認すると、まず目に入るのはカメラの形状。
iPhone 7 Plusなどを彷彿とさせるようなカメラ形状で、iPhone 13~15無印で採用されていたナナメ配置のカメラとは似ても似つきません。これでは、iPhone SE2/3で魅力的だったケースの互換性は無さそう。
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https://t.co/cAySCuE1cz— Sonny Dickson (@SonnyDickson)
October 12, 2024
また、一部で噂されていたアクションボタンの搭載はなさそうで、代わりに従来型のミュートスイッチ用の穴が確認できます。もちろん、16世代で搭載されたカメラコントロールも採用されていません。
iPhone SE 4では、もはやSEシリーズ最大と言っても差し支えないレベルの刷新の裏腹に、販売価格が大きく上がってしまうのではないかと心配する声も。
iPhone SE3の価格は429ドルからでしたが、6.1インチ有機ELディスプレイやA18、8GBメモリを搭載し、時勢的に128GBスタートとなってもおかしくないiPhone SE4の価格はほぼ間違いなく上昇してしまうでしょう。米国では型落ちのiPhone 14を599ドルで販売しており、価格帯的に競合してしまう恐れもあります。
商品の価値としては、強力なSoCやAI機能でコスト増、カメラ周りでコスト減となるiPhone SE4はiPhone 14とはいい勝負になるはず。
そう考えると、599ドル(日本では9万5800円)であるiPhone 14と同等価格、もしくは若干安い程度に落ち着かせ、iPhone 14を終売とする可能性もありそうです。