性能のわりに高い価格、Pixelシリーズ恒例の音質の悪さを継承してしまったスピーカーハブが災いし、もはや空気と化しているPixel Tabletですが、GoogleはPixel Tablet 2の試作を開始しているようです。海外テック系ジャーナリストのMishaal Rahman氏が伝えています。
同氏によれば、Pixel Tablet 2は初代から大幅なデザインの刷新はない一方で、細かい点では様々な変更が入るとのこと。同氏の情報筋によれば、まずPixel Tablet 2のカメラセンサーは型番や詳細こそ不明なものの初代から変更されるようです。
外観に関しては、カメラと電源ボタンの位置が左側に変更されるほか、ベゼルが「上下方向のみ」狭くなるとのこと。この上下方向というのがどちらを指すのか不明瞭ではありますが、タブレットにおいてベゼルの厚みが四辺均一でないのは落ち着かないデザインになりそうです。FMV LOOXとか。
また、純正キーボードカバーが同時に開発されているとのことで、背面のポゴピンに接続して利用できるようです。
Pixel Tablet向けアクセサリーの噂は以前にもあり、昨年にはキーボードとスタイラスペンが開発中と報じられましたが、品質の問題により実現には至らなかったようです。今回も販売にこぎつけない可能性は否定はできませんが、利便性向上のためにも実現してほしいところ。
Pixel Tablet 2のSoCは順当にTensor G4またはG5を採用し、OSはAndroid 15または16になると予想されています。これはAndroid 16の正式リリースが来年6月に前倒しされるという情報からでしょうか。また、2月にAndroid 14ベータ版で見つかった「Clementine」と「Kiyomi」というコードネームはPixel Tablet 2を指すのではないかとの憶測もあり、「Pixel Tablet Pro」の存在なども示唆されています。