来年の登場が期待されているiPhone SE 4においては、久しぶりの筐体変更やそれに伴うスペックの大幅な進化が期待されています。韓国メディアETNewsがカメラやディスプレイの供給網よりそのスペックの一部を紹介しています。Phone Arenaが伝えました。
それによれば、LGの電子部品メーカーであるLG Innotekが、iPhone SE 4のフロント・リアカメラ両方のカメラモジュールを供給することになるとのこと。iPhone SE 3では同社はリアカメラモジュールのみを提供していたようで、これは大きな変更になります。
LG Innotekはすでにベトナムの工場においてiPhone SE 4向けカメラモジュールの量産を開始したとのことで、フロントカメラにはiPhone 16と同じ1200万画素のセンサーを搭載するとのこと。FaceIDを利用できるTrueDepthカメラになるかどうかは不明であるとのことですが、このご時世に顔認証も指紋認証も備えないスマホは産廃以外の何物でもないので、さすがにそれはないと思いたいところ。
リアカメラには4800万画素のセンサーが搭載される予定です。これもSEシリーズの価格を抑えるための戦略であるようで、既存のコンポーネントを活用しているとのこと。
またディスプレイに関しては、LG DisplayがOLEDパネルを供給しているとのこと。あくまで単独供給ではなく、中国のBOEなどもディスプレイパネルを供給するようで、LG Displayのシェアは25%から35%程度になるとのこと。情報源が韓国メディアであるため、あくまで韓国企業のLGにフォーカスしてニュースが伝えられています。
これまで伝えられてきた通り、iPhone SEシリーズとして初めてOLEDディスプレイを採用。iPhone 13で使用されていたものと同じパネルが用いられる見通しであるといいます。
現行のiPhone SE 3は最新スマホの3分の1サイズとなる、コンテンツがリッチ化してきた現在ではかなり厳しい2000mAhのバッテリーを搭載していたり、やはり時代に取り残されたような小型4.7インチの画面を採用しているなど、「最新の頭脳に古い筐体」という、iPhone SEシリーズのポリシーが大きく変わりそうです。
もはやSEとは呼べないぐらいベゼルレス化と進化を達成という噂自体はあったものの、追認するように経済誌からサプライチェーン筋の情報が漏れ伝えてきたことで、いよいよ確実となってきたその仕様。いよいよ多くのユーザーに広くお勧めできるような端末に変貌しそうです。