サムスン電子は、Samsung Walletの日本展開を発表しました。サービス開始は2月25日以降予定。
2015年のSamsung Payを源流として、Samsung Pass等を統合して2022年に登場したSamsung Wallet。現在はグローバル30カ国で展開し、1億人のユーザーが居るといいます。
海外では交通カード、旅行時の航空券、映画/美術館/コンサートの入場、運転免許証や学生証、デジタルカーキー、ホームキーを集約するなど活躍しているそうです。
日本において対応予定の決済サービスはOrico Card、PayPay、Vポイント、Pontaなど。
対応サービス | |
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カード | 三井住友カード 三菱UFJデビット JCBカード(*3月以降順次対応) Orico Card |
QR・バーコード | PayPay |
ポイント | Vポイント Ponta |
チケット | エアトリ(*国内旅行) |
Galaxyに最適化されたUI。画面下部からスワイプアップで簡単起動、画面オフ状態からでも起動可能。Apple WalletやGoogle Walletよりも使いやすいとしています。
Samsung Wallet 起動方法 pic.twitter.com/WPMQdId3LO
— すまほん!! (@sm_hn) January 22, 2025
「画面下部からスワイプアップだと、アプリ履歴呼び出しやホーム遷移の動作と干渉して誤作動するだろ」と感じる方も多いと思いますが、この点は対策済み。なぜなら「画面消灯時と、ホーム画面1枚目でのみ、スワイプアップでの決済起動が発動」という挙動だからです。ホーム画面2枚目以降やアプリでは決済は起動しないので、誤作動しないという仕組み。
Android標準の挙動として、電源ボタン二回押しはカメラ即時起動となっています。しかし中華端末ではよく「中国大陸での決済用に電源ボタン二回押しを割り当てているが、大陸外でのモデルでは単に決済機能を無くしただけで、電源ボタンでのカメラ起動が行えない」という非常に使いにくい仕様が横行しています。
サムスンではスワイプアップで決済起動で、電源ボタン二回押しはAndroid標準のカメラ即時起動が利用可能。さらに二回押しにSamsung Walletの割当も可能なほか、様々な機能の起動を割り当てられるようカスタマイズまで可能となっており、非常に優れています。
APIにeSEのように独立した領域を構築してトークン情報を保存することで高いセキュリティを実現しているそうです。
2021年以降発売のGalaxy端末でAndroid 14以上のOSで利用できる予定。