中国realmeは、Snapdragon 8 Elite搭載のハイエンドスマートフォン「realme GT7 Pro Racing Edition」を中国国内で発表しました。
Racing Editionは昨年末に発表されたGT7 Proから、カメラやディスプレイを変更し、低価格されたモデル。ストレージはアップグレードされ、UFS 4.0から最新規格のUFS 4.1に。読み取り速度が4.0GB/sから4.2GB/sに向上しています。
GT7 Proを継承したデザインで、カラバリはチタンと海王星をイメージした新色のブルーの2色。
画面は1-120Hz 8T LTPO可変駆動の6.78型有機ELで、四辺が緩やかに湾曲したクアッドカーブ仕様。6000nitの局所ピーク輝度の高輝度かつ、低フリッカーや環境光に合わせた色温度調整など目の保護を意識した設計であるとのこと。
Snapdragon 8 Eliteと大型冷却機構により、大人気ゲーム「原神」では720p 60fpsモードで平均59.8fpsの安定したプレイが可能。ゲーミング機能として120fpsへのフレーム補間や画面解像度である1.5KへのAI超解像に対応しています。
IP68・IP69の防水防塵対応や、6500mAhの高密度バッテリーを搭載といった点はGT7 Proと共通。さらに、今回バイパス充電に対応し、充電しながらのゲーム中の温度上昇とバッテリーの負荷を抑えることが可能です。
低価格化な分、カメラは広角のイメージセンサーがIMX906からIMX896変更されている上、望遠カメラはなし。ただし画像処理は引き継いでおり、ブレの少ない高速撮影や、質感のあるフラグシップ品質の撮影ができるとのこと。AIアンチグレア、AI消しゴム、AIブレ除去といった生成AI編集機能も備えています。
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作例
中国国内で既に発売開始されており、価格は3099元(約6.5万円)から。Snapdragon 8 Elite搭載機種としては破格の安さですね。
スペック表は以下の通り。
OS | Realme UI 6.0(Android 15) |
---|---|
SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Elite |
メモリ | 12/16GB (LPDDR5X) |
容量 | 256/512GB(UFS4.1) |
画面 | 6.78型 1.5K(2780×1264) 450ppi 有機EL LTPO 1-120Hz可変リフレッシュレート 局所ピーク輝度:6000nit 2600Hz瞬間タッチサンプリングレート |
カメラ | 広角(24mm):5000万画素 1/1.56型 1.0μm IMX896 f/1.8 OIS 超広角(16mm):800万画素 f/2.2 |
インカメラ | 1600万画素 f/2.45 |
電池 | 6500mAh 120W急速充電 バイパス充電対応 |
寸法 | 162.45×76.89×8.55mm,218g |
カラー | チタン/ブルー |
その他 | 画面内指紋認証 ステレオスピーカー X軸リニアモーター IP68・IP69 |