弊誌はアフィリエイト広告を利用しています。

Googleが開発中のデスクトップモード、Samsungの「DeX」対抗機能の実態が明らかに

 Googleが、Android向けのネイティブデスクトップモードを開発しているようです。

 スマートフォンを外部ディスプレイに接続した際にSamsungのDeXに近い体験を提供することを目指したような機能となっています。当初Pixel 8シリーズで登場すると考えられていたものでしたが、機能の初期バージョンがAndroidコード内で発見されたようです。Android Auhorityが伝えています。

 この開発中のソフトウェアを実行しているPixelスマートフォンをモニターに接続すると、現在利用可能な単純な画面ミラーリングよりも、PCに近いインターフェースが表示されます。画面下部にはタスクバーが表示され、ピン留めされたアプリケーション、アプリドロワー、最近使用したアプリへのアクセスが可能になります。画面上部には標準的なステータスバーも表示されます。

 最も重要な改良点は、アプリの管理方法です。新しいデスクトップモードでは、ユーザーが複数のアプリケーションを個別のフローティングウィンドウで同時に開くことができます。ほんとにSamsung DeXみたいですね。

 これらのウィンドウは、PCのように画面上を移動させたり、サイズを変更したり、画面の端にスナップさせたりすることが可能です。互換性のあるアプリ間でコンテンツをドラッグアンドドロップ可能など、マルチタスクも捗りそうです。

 この機能は、Googleがタブレット向けに導入したフリーフォームウィンドウモードを拡張し、スマートフォンと外部モニターの連携に適応させたものと考えられます。

 サムスンのほか、MotorolaもReady Forと呼ばれる同様の機能を提供しています。Googleが取り組んでいるということは、この機能を最終的にPixelだけではなくAndroidシステムに直接搭載する可能性もあり、注目したいところです。

 ただし、この機能はまだ開発中で、今年後半に予定されているAndroid 16の一般公開までに準備が整う可能性は高くないものとみられており、2026年のAndroid 17まで持ち越されることも念頭に置いておくほうがよさそうです。

 今後はマウスやキーボードも利用できるようになると、さらに捗りそうですね。続報に期待しましょう。

すまほん!!を購読しませんか?

Twitterでも最新更新を配信・通知しています

フォローする 再度表示しない