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他社と違う。シャープのAIは縁の下の力持ち

 シャープは2025年5月29日、新製品発表会を開催し、AI機能を大幅に強化したフラッグシップモデル「AQUOS R10」と、耐久性と使いやすさを追求したエントリーモデル「AQUOS wish5」の2機種を発表しました。

 2024年のAQUOSは4つのモデル全てで大幅なリニューアルを施して好評、特に堅牢性とセキュリティを重視したAQUOS wish4は法人のお客様からも高い評価を得たそうです。

 この4兄弟のおかげで、シャープは国内のAndroidスマートフォン市場において、8年連続でナンバーワンを獲得することができたとしています。台湾、シンガポール、インドネシアでの海外展開も成長しており、台湾市場では日本ブランドのイメージや、デザインが好評とのこと。

 同社は2024年のAQUOSシリーズを「進化するAQUOS」と位置づけ、AI技術を核とした新たなユーザー体験の提供を目指すとしています。

 新機種「AQUOS R10」は、「生で見るより、生々しい。」をコンセプトに、ピーク輝度を上げてHDR映像体験を追求。

 カメラはLeica監修。レンズはヘクトール、撮像素子は暗部を強化。AI機能も強化され、テキストや料理撮影時の影を自動で除去する機能や、動画撮影中にAIが良いシーンを検知して自動で静止画を残す「AIライブシャッター」などを搭載。これにより、ユーザーは特別な操作を意識することなく、より美しい写真や動画を残せるようになるとのこと。

 スマートフォンメーカーはAI機能を全面に打ち出している傾向にありますが、シャープは各機能に入れ込んでいます。これはユーザーはAIを使いたいというよりかは、まず写真を撮りたい、電話をしたいといったような行動でスマホを使うからだとか。なのでそうした導線にAIを組み込むことで、「ユーザーがAIを意識せずに使える」ようにしているわけです。

 今のところ、「縁の下の力持ち」のような存在がAQUOSのAIというわけですね。ただ、ユーザーが驚くようなAIも検討はしているとのこと。(もしかすると『賢くなったサブスクのエモパー』みたいなものも、そのうち出てきたりするんですかね?)

 シャープとしてAIの開発は、スマートフォン向けのAI開発チームと、シャープ全体のAI開発部隊があり、両者が連携し、全社横断的な取り組みで開発を進めているそうです。

 AQUOSのAI機能は基本的にはオンデバイス処理。今後、用途によってはクラウドAIも検討。ただしクラウドとなれば当然、サーバー側の追加コストが発生するため、ビジネスモデルもあわせて構築していくことになるとしています。

 なお、Proモデルの投入時期にについては、「Proモデルは我々にとって非常に重要なラインナップであり、お客様に驚きと感動を与えられるような、完全に進化したと確信できるものができたタイミングで発表したいと考えている。特定のサイクルで出すものではなく、常に開発を進めている(シャープ通信事業本部パーソナル通信事業部中江優晃事業部長)」とし、具体的な時期については明言を避けました。

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