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【朗報】楽天モバイルのRakuten最強衛星サービスは「デカい」「速い」「広い」「対応端末多い」!2026年第4四半期に開始

 楽天モバイルは、米国のAST SpaceMobile(以下、AST社)と提携し、スマートフォンと低軌道衛星が直接通信を行う「Rakuten最強衛星サービス Powered by AST SpaceMobile」を2026年第4四半期に開始予定であると発表しました。これにより、山間部や離島、海上など、これまで圏外だったエリアでも通信が可能になるとしています。

 同サービスは、楽天モバイルが獲得したプラチナバンド(700MHz帯)の周波数帯を利用し、AST社の大型低軌道衛星「BlueBird」を経由して通信を行います。

 特別な対応端末は不要で、現在市販されている一般的なLTE対応のスマートフォンで利用できる(楽天モバイル対応・動作確認済み端末推奨)見込みです。

 これにより、将来的には、日本の国土面積カバー率100%の達成を目指すとのことです。なお、AST社は2024年9月12日に商用の低軌道衛星「BlueBird」の打ち上げに成功しています。

 楽天モバイルは、AST社への早期からの出資者であり、2020年3月に締結した戦略的パートナーシップのもと連携を深めてきました。AST社には、AT&TやVerizon、Vodafoneといった世界の主要通信事業者のほか、Googleなども出資しており、楽天モバイルはその中でリーダーシップ的な役割を担っているそうです。AST社の衛星部品の約50%は日本製であることも明らかにされました。

 この衛星通信技術により、地上の携帯電話基地局の電波が届きにくいエリアでの通信が可能になります。例えば、山間部での遭難時や、自然災害発生時における通信手段の確保、船舶や航空機内でのインターネット利用などが期待されます。さらに、ドローンや各種センサーといったIoTデバイスとの連携により、害獣被害対策や災害の早期検知など、新たな活用も見込まれるとしています。

 2025年4月に行われた実証実験では、福島県内に設置した楽天モバイルのゲートウェイ地球局から電波を「BlueBird Block 1」に向けて発信し、衛星を介してスマートフォンが受信する形で、福島県と東京都間でのビデオ通話が実現されました。この実験は、日本国内で市販される一般的なスマートフォンを使用し、実験試験局免許の予備免許を取得した上での事前疎通確認として行われたものです。また、発表会では、クリアな音声と映像での通信が可能であることが示されました。KDDIも衛星通信サービスを発表していますが、テキストメッセージなどに限定されているため、優位性をアピールする狙いもあるものとみられます。

 なお、KDDIの衛星通信サービスは数分に1回のような感じですが、より大型大出力の衛星を多数配備することでより高頻度にカバー予定。今回はあくまで第一弾であり、今後第二、三弾での高速化も念頭に置いているそうです。

 Rakuten最強衛星サービスの料金や形態はまだ検討中ですが、2026年の開始が楽しみなところです。

 また、同社は2025年4月4日より、国際線の機内において特別なログイン操作なしでデータ通信が利用できるローミングサービスも開始しています。Asiana航空、Lufthansa航空、Emirates航空など18社の国際航空会社と提携しており、対応機材であれば、機内でスマートフォンをそのまま利用できるとのことです。

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