MMD研究所は、「2025年高校生のスマホとAIの利用実態調査」の結果を発表しました。それによると、スマートフォンを所有する高校生の6割以上が生成AIサービスを利用した経験があるようです。
調査は2025年7月25日から7月29日の期間、スマートフォンを所有する15歳から18歳の高校生2475人を対象に実施。スマートフォンでの生成AIサービス利用経験者は60.2%にのぼり、パソコンでの利用経験27.2%を大きく上回りました。
利用されているサービスでは「ChatGPT」が81.9%と圧倒的なシェアを占め、次いで「Gemini」が28.3%、「Grok」が14.8%と続いています。
利用頻度については、「ほぼ毎日」が18.0%、「週に2回から3回程度」が22.7%、「週に1回程度」が21.1%と、合わせて61.7%が週に1回以上利用していることがわかりました。
AIを使い始めたことによる変化を尋ねたところ、84.0%が「変化したことがある」と回答。「分からないことを調べるとき、まず生成AIサービスに聞くようになった」が24.2%。他にも「課題や宿題への取り組みがスムーズになった」「問題を一人で抱え込まず、気軽に相談するようになった」など学習の効率化や精神的な拠り所としてもAIが機能している様子がうかがえます。
AI利用と密接に関わる通信環境についても調査。直近半年間における外出時の通信の繋がりやすさについて、キャリア別に見ると、通信の安定性ではソフトバンク、通信速度ではKDDIがそれぞれトップとなりました。「勉強・学習アプリ」「AI」「音楽アプリ」といったサービスカテゴリごとでの繋がりやすさ・満足度では、ソフトバンクがいずれもトップだったそうです。