Macの生体認証でXiaomiスマホをロック解除したり、iPad上でスマホアプリを複数表示可能に!?
Xiaomiは、8月28日に中国で最新OS「HyperOS 3」を正式に発表しました。Android 16を基盤とする大規模なアップデートとgadgets360は伝えています。「事事順心(全てが順調に進む)」を開発テーマに掲げ、システムの滑らかさと応答性を極限まで高めることを目指しているとのこと。UIの刷新やAI機能の強化に加え、特にApple製品との深い連携機能は注目です。
パフォーマンス面では、ハードウェアとの連携を最適化する独自技術「HyperCore」をさらに進化させ、大幅に速度向上。公式発表のXiaomiの社内測定によると、アプリの起動速度は約21%高速化し、動画再生時の消費電力は10%削減、ゲームのフレームレートは15%向上し、タッチ応答も約9%ほど素早くなったとのことです。これらに加えて100以上ものシステムアニメーションが刷新され、より滑らかで心地よい操作感を実現していると謳います。
ユーザーインターフェースも大きく変更。アイコンはより立体的でモダンに。ステータスバーなども含めてGoogleのMaterial 3ガイドラインに近い、洗練された見た目へと進化しています。
ロック画面には、電源を入れるたびに映画のようなエフェクトがかかる「シネマティックロック画面」や、AIが生成する「ダイナミック壁紙」といった新機能が追加。
新機能の中でも特に目を引くのが、iPhoneの「ダイナミックアイランド」にかなり似た、というかもはや明らかに堂々とパクってると思われる「Super Island」です。
これは画面上部に複数の通知やライブアクティビティを常に表示できる機能で、スケジュールや音楽再生といった情報をウィジェットのように扱い、ドラッグ&ドロップで手軽に共有できるそうです。70以上のサービスがすでに対応しているのだとか。
AI機能も大幅に強化。写真にアニメ風のエフェクトをかける機能や、3万以上のキーワードに対応する高速な画像検索を導入。また、音声アシスタント「小愛同学(Xiao AI)」も進化し、画面上の任意の箇所を囲むだけで検索や翻訳ができる「圈屏」機能や、大規模言語モデルを活用して様々な操作をワンタップで完結させる「一步直达」などを追加。
そして、Apple製品との連携機能において、MacのTouch ID/パスワードで「妙享デスクトップ(Home screen+)」を素早く解錠し、スマホアプリのウィンドウ化やホットスポット起動時に連携できるように。
iPhoneとは通知共有やミラー返信、写真/動画/録音/ファイルの共有、端末探索などに対応。Mac上では最大3つの、iPad上での複数のXiaomiスマホのアプリを同時にウィンドウ表示したりすることが可能。さらに、iPhoneとの間でも通知の共有、ファイルや写真の簡単な転送、Wi-Fiパスワードのワンタップ共有などが可能になります。これらの連携はAppleのApp Storeで提供される「Xiaomi Interconnectivity Services」アプリから行います。
セキュリティ面でも、ポスト量子暗号技術の導入や、端末とクラウド間でのAIデータの保護、電源オフ時の位置検索、ログイン時の多要素認証などを掲げます。
提供は中国向けベータから段階的に始まります。第1弾は8月29日以降にXiaomi 15シリーズ(Ultra/S Pro/Pro/標準)やRedmi K80 Pro/至尊版、Xiaomi Pad 7S Pro 12.5/Pad 7 Pro。第2弾は9月17日までにMIX Flip 2やRedmi K80、Xiaomi Pad 7 Ultra/Pad 7/Redmi K Pad、Xiaomi TV S Pro Mini LEDシリーズ。第3弾は9月30日までにMIX Fold 4/MIX Flip、Xiaomi 14シリーズ、Redmi K70シリーズ、Xiaomi Pad 6S Pro 12.4が続きます。グローバル提供時期は未公表です。
なお、Android 16ベースの実装については、Xiaomiの開発者向け資料で対応機種とビルドが確認できます。開発者用のプレビューはXiaomi 15やREDMI K80 至尊版から提供され、Android 16向けの適合作業が案内されています。注意点として、Xiaomiは公式ページで「機能の提供範囲や時期は機種/地域により異なる」との旨を明記しており、中国向け機能とグローバル版で差が出る可能性があります。特に一部AI機能やサードパーティ連携は対応端末が限定されます。
HyperOS 3 | |
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パフォーマンス | アプリ処理遅延−21%、動画消費電力−10%、ゲーム1% Lowフレーム+15%、フレーム当たり消費電力−9%(Xiaomi 15/15 Ultraによる社内比較) |
アニメーション | 100以上のシーンで再設計、視覚の連続性を強化 |
UI/ロック画面 | 一括編集、シネマティック効果、AI動的壁紙、時計中央配置、写真アプリの検索強化 |
通知/マルチタスク | 「Super Island」でライブ情報集約、切替とドラッグ共有、70以上のサービスが対応 |
クロスデバイス | iPadの妙享デスクトップ(複数ウィンドウ)、Macの生体認証連携、iPhoneとの通知共有/ミラーリング返信/ファイル共有、Wi-Fi共有 |
AI機能 | 「圈屏」「Super Xiao AI Suggestion」「一步直达」など、年内に80アプリ/1000機能対応予定 |
セキュリティ | ポスト量子暗号、AIデータ保護、オフライン/電源オフ時の位置検索、多要素認証 |
提供開始(中国) | 第1弾: 8/29以降、第2弾: 9/17まで、第3弾: 9/30まで。対象はXiaomi 15/14、Redmi K80/K70シリーズ、MIX Flip/Fold、Pad各種、テレビなど |