One-Netbookの日本国内代理店天空は、2画面を搭載した変形Androidゲーム機「ONEXSUGAR」を発表しました。発売は2025年11月下旬を予定しており、価格は通常10万8000円(税込)のところ、予約特別価格として9万7200円(税込)。
中国厦門でアニメ制作会社を経営する傍らでプロジェクトを立ち上げた製品企画のLeaf氏が登壇。日本はアニメの国でありゲームの殿堂で、幼少期を日本のコンテンツやゲーム機と過ごし、任天堂のスーパーマリオを人生で初めて遊んだ、だからこそ原典とも言える思い出の詰まった日本で世界初の変形型ゲーム機を発表できることを嬉しく思うと述べました。
その独特すぎる構造を実現するため、開発期間は2年に及び、金型を作り直したのは30回以上、プロトタイプは実に7回、開発は「地獄のような難しさ」、特にヒンジ部分には何度も試行錯誤を重ねたといいます。
本製品の最大の特徴は、上下に配置されたデュアルスクリーンと、コントローラー部分が変形する「トランスフォーマー型」の機構です。メインとなる上画面は6インチ、下画面は3.92インチで、どちらも鮮やかな有機ELディスプレイを採用しています。
【超朗報】ガジェット史上「最狂」の変態端末、ついに日本上陸!!!!! pic.twitter.com/0XkP4IkRJ1
— すまほん!! (@sm_hn) September 24, 2025
この機構により、ユーザーは多彩なプレイスタイルを楽しめます。例えば、上画面でゲームをプレイしながら、下画面で攻略サイトや動画を表示することが可能です。また、2つの画面を1つの大きな画面として使う「融合モード」や、上下の画面表示を入れ替える機能も搭載されており、遊び方に合わせて最適な環境を構築。
コントローラー部分は、十字キーはマグネット式になっており、クラシックな一体型と、操作性の高い分離型のボタンを好みに合わせて簡単に交換可能。ジョイスティックには、高い精度と耐久性を誇るホール効果センサーを採用し、ジャイロ機能にも対応しています。さらに、連射機能やマウスマッピングなどを割り当てられるボタンも備えます。
SoCはSnapdragon G3 Gen3、メモリは16GB、ストレージは512GB、OSはAndroid 14。電池容量は5400mAhでパススルー充電にも対応。冷却ファンも搭載します。
また、専用ソフトウェア「SUGAR CONSOLE」により、画面比率の変更やファンの速度調整、パフォーマンス設定といったカスタマイズが可能。レトロゲームなどに最適な4:3の画面比率にワンタッチで切り替えも。
基本的にはそれぞれ片方の画面にゲームを表示することにはなるものの、「HAAK(荒野のハーク)」は2画面表示に正式対応しており、小さい方の画面にゲーム内の地図を表示できるようです。
色展開はブラックとホワイトの2色展開。
OS | Android 14 |
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SoC | Snapdragon G3 Gen 3 |
実行メモリ | 16GB LPDDR5X |
内蔵ストレージ | 512GB(UFS 4.0) |
メインディスプレイ | 6.01型 OLED タッチ 1080×2160(18:9) 60Hz、450nit、sRGB 100% |
サブディスプレイ | 3.92型 OLED タッチ 1080×1240(8:7) 60Hz、450nit、sRGB 100% |
無線 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3 |
オーディオ | ステレオスピーカー、マイク |
センサー | ジャイロ+加速度 |
コントローラー | ホール効果スティック、マイクロスイッチ、トリガー |
冷却機構 | デュアルファン+デュアルヒートパイプ |
バッテリー | 5400mAh |
サイズ | シングル画面時 幅218.5mm×奥行96.1〜92mm×高さ24〜40.9mm デュアル画面時 幅184.2mm×奥行163.5〜155mm×高さ24〜40.9mm |
重量 | 486.3g |